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福井の女性が働きやすく暮らしやすい社会を作りたい

福井県未来創造部女性活躍課 課長 田中さん


「自分らしく働く」を応援!



今の仕事


女性が働きやすく暮らしやすい福井県」を叶えるため、自分の経験と重ね合わせながら、仕事とプライベートの両立ができる環境づくりやキャリアアップを応援する仕事をしています。

異動した中で印象に残る部署は?


まず、最初に配属された児童家庭課。大学で児童心理学を専攻したり、障がい者のボランティア活動をしており、福祉行政を志望していたので、願いが叶い嬉しかったです。
次の嶺南振興局二州税務部では、通信教育で大学の法学部に入学し、仕事と両立しながら学び、仕事以外での出会いもありました。そして現在の女性活躍課。女性が活躍できる福井県を目指して奮闘中です。

心がけていること


\普段と違うときは即声かけ/

部下には毎日声かけし、表情も見ます。普段と違うなと思うときは即声かけ。また、定期的に1on1ミーティングの時間も設けています。また、私が暗い顔やこわい顔をしないことも心掛けています。
よいことも嫌なこともみんなで共有していきたいと思っています。

仕事で壁にぶつかったとき


\溜めこまない/

仕事がつらくて、まだ当時5歳だった長男に打ち明けたら、「ぼくがはたらくよ」と。また、長女は「お母さんにやさしくしてください」と手紙を書いてくれて…。もう一度頑張ろうと思えたことを覚えています。仕事と家庭がそれぞれに楽しみ、苦しみを補ってくれました。また、いつも助けてくれる方がいてくれるので、つらい時は溜めこまず同期や先輩によく話を聞いてもらっています。

これから取り組みたいこと


\自分の経験を社会に貢献したい!/
仕事と家庭の両立に悩んだり、経験やスキル、能力が不足していると自信がなかったり…
「大丈夫!なんとかなる!」
自分の経験をふまえ、後進の役に立ちたいと思っています。
「女性活躍」に関する研究活動とか自分の経験談の執筆や講演をするのもおもしろいかな…?人生はこれから!今後の生き方も考えていきたいです!

管理職になったきっかけ


福井県では女性登用を進めていて、まわりでは女性の先輩方が管理職に登用されていました。管理職の事前打診は特にありませんでした。

管理職になって良かったこと


経営者などお会いできる方の範囲が広がりました。事業を成し遂げた時の達成感が大きくなったり、自分の裁量で予定を決めることができ、休みも取りやすくなりました。

管理職になって変わったこと


女性のために、そして福井のために何かやりたい、という気持ちがより強くなりました。福井の素敵な人をもっと発信していきたいです。

一緒に働いている方にインタビュー


\田中課長はどんな人?/

明るくて、いつも笑顔。人として大好きです。忙しい中でもしっかりメンバーのことを見てくれています。課長のおかげで課の雰囲気がとてもよく、仕事が楽しいです。

田中課長の推しPOINT


① 仕事が早い
② 仕事とプライベートどちらも引きずらない

課長の判断や指示の早さには驚かされます。こちらも仕事がしやすいです。また、いつも変わらないところも魅力。ON・OFFの切り替えや、マルチタスクをこなすスキルが高いのだと思います。これからもついていきたいですね。

多様で柔軟な働き方


ライフスタイルは人それぞれ。子育てや介護以外の事情を持つ人もいます。私も、様々な制度を活用しながら、何とか働きつづけてきた一人。

フレックスタイムで勤務するほか、テレワークも活用。さらに看護休暇も利用しながら子育てや介護をしています。

そんな私を課長に登用していただき、正直驚きましたし、自分にできるか不安でいっぱいでした。プライベートと両立できる働き方を模索しながら、キャリアアップすることは可能です。自らが率先して、多様な働き方を提案・発信していきたいと思います。

プライベートもインタビュー



リフレッシュ方法①


野球観戦です!推し球団を観戦しに行ったり、テレビで応援しています。
グッズを買うことも楽しみです♪

リフレッシュ方法②


昨年6月にお迎えした保護ねこのうめちゃん。
毎朝起こしにくるのが可愛いく、癒されています♡

リフレッシュ方法③


学びの時間。女性活躍に関するセミナーやオンライン講座を受講。また、放送大学で心理学などを半年に1科目履修するなど、インプットを大切にしています。

リフレッシュ方法④


旅行。昨年は娘と一緒に広島や大阪へ行ったり、
夏に1週間休みをとり、夫が赴任中のシンガポールへ。
世界はつながっている実感と可能性を感じましたし、美味しい食事にも満たされました。

挫けそうな時に聞く音楽は?


ONE OK ROCKの「We are」です。
子どもが好きで車の中でよく聴いていました。
聴くとがんばろうと思えて元気になれます。

「何かほしいものがあるか?」と聞かれたら、「時間」と答える。 それくらい時間は貴重なもの


時短家電はフル活用。家事代行も利用しています。また、旅行やセミナーなどは、先に予定を入れるようにしています。「時間ができたら」と思っていると結局できないことが多いので。「おいしいものを食べるため」「推しの野球観戦のため」など、先にしたいことを決め、そのために仕事を頑張ろうと思えます。

利用できる制度は全て利用


二人目の子どもを出産し復帰してからは、昼休みを短くした分早く帰れる、休憩時間短縮措置制度を活用。子どもが体調不良の際は遅出勤務、介護と子どものダブルケアが必要な今は、フレックスタイムを活用。他にも、親や子どもの体調や通院に合わせてテレワークや看護休暇も利用しています。


福井で働く女性へメッセージ


仕事も家庭も中途半端。子どものことで自分を責めたり、仕事も何度も辞めようと思いました。
今でも自信なんて全くない…
でも、そんな私だからこそできる管理職の形もあるのでは、と思えるようになりました。前例がないなら自分が前例になればいい、自分を制限せず自分らしくいることが、次世代に私たちができることではないでしょうか?
福井のために、次世代のために一歩踏み出しましょう。

いろんな助けを受け、仕事への意欲を切らさずに働き続けて、今、思うことは「続けてきてよかった」
今も夫の単身赴任、ダブルケアなど綱渡りの状態ですが、隠すことなく悩みながら問題に向き合うリアルな姿を見せることで、効率化や働き方改革につながり、後進者の負担軽減になるといいなと思います。
誰もが活躍できる、働きやすい福井県を目指し歩み続けます。



福井県未来創造部女性活躍課

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