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仕事は人生をより立体的にしてくれる

公益社団法人 福井県文化振興事業団 事業部長 佐々木さん


「自分らしく働く」を応援!



今の仕事


ハーモニーホールふくいの運営業務を担っており、公演事業を統括しています。ホールでの公演はもちろん、学校や福祉施設にアーティストを派遣する事業などを実施しています。多くの方に一流の音楽に触れる機会を持ってもらおうと職員一丸となって日々邁進しています。

きっかけは小さな新聞記事


大学卒業後に中学校で音楽の講師として1年働いた後、新聞で事業団内に県立音楽堂開館準備室新設の記事を発見。小さく書かれていた求人に応募し、採用されました。
音楽の先生は幼い頃から夢見ていた仕事でしたが、事業団でも音楽教育に広く深く携わります。先生じゃなくても私のやりたいことができると入職を決めました。

大切にしている言葉


\迷ったときは原点に返れ/

今なお私のお手本・指針となっている女性上司から、入職後すぐに教わった言葉です。この言葉がすべてのことに通じています。何のために?誰のために?未来のあるべき姿は?原点に返ると自然と答えが見えてきます。

ホールが存在する意義


\なかった文化を生み出す/

今でこそ演奏中に入場しないことはマナーとして広く知られていますが、ホール開館当初は入場しようとする人にタイミングをご案内することもしょっちゅうでした。
10年、15年かけてマナーとして浸透したことは、福井になかった文化がひとつ出来上がったということ。ホールの存在が文化を生み出したんだと思っています。

どんなホールでありたいか


5年後、10年後、どんなホールであってほしいか、これからの在り方を考えるのが大切な役目だと考えています。
この地域で社会的に何が求められているのかを知り、それに応えなければならない。
そのため、ホールをご利用される皆さんや企業の方々からさまざまなご意見を聞いたり、地域での音楽活動を拝見したりすることが大切だと思っています。

管理職になってよかったこと


\チェンジ&トライができる/

組織運営に関われるのは大きなメリット。現場を担ってくれる仲間の意見を実現できる立場になれます。
「チェンジ&トライ」で小さなことから大きなことまで、より良く変えていける可能性が広がると思っています。

これまでのチェンジ&トライ


より働きやすい職場を目指し、遅番勤務の一部業務委託や、事務服の廃止、フリーアドレスの導入のための運動などに取り組みました。
フリーアドレスは1週間ごとに席を変えるスタイル。景色が変わると新しいアイデアが生まれやすくなると実感しています。事務室内が整頓されるという効果もありました。

共に働く仲間にインタビュー


\佐々木さんはどんな上司?/

限られた予算をどのように配分するかのバランス感覚は見習いたいところ。公共の事業としての使命を果たしつつ、地域の方々や企業様にも満足してもらえる公演を作り上げる技量は素晴らしいです。
対外的な業務が多いなかでも、欠かさないのが部下への目配り気配り。苦手な部分をそっとフォローしてくれる頼りになる上司です。


佐々木さんとは20年近くの付き合い。いつでも明るく元気いっぱいなのは、変わらない素敵なところ。開館当時を知るだけあって、事業団やホールのあるべき姿を示し後進を導いてくれています。
公演が成功するよう舞台側と制作側の橋渡しをしてくれる存在で、若いスタッフたちの困りごとをスムーズに解決に繋げてくれます。

心がけていること


\自分の選択に責任を持つ/

自分で決める、自分の選択に責任を持つというのは、誰にとっても大切なこと。自分がそうあるだけでなく、そんな後輩を育てていくことも大切に感じています。
選択の結果、失敗しても、それも経験。反省して次に生かしてほしい。それが自分の選択に責任を持つということ。後輩たちのそのチャンスを奪ってはいけないと思っています。

これから取り組みたいこと


インクルーシブ事業への機運を高めていきたいです。
今年度から本格的に始めたバリアフリーコンサートは大盛況。演奏中でも会場を明るくしたり、ケアルームや字幕でのサポートなど、少しの気遣いや手助けで実現できることもたくさんあると実感しました。
公演後に笑顔で出てきた家族連れを見て、もっとたくさんの人たちに音楽に触れる機会を提供したいと改めて感じました。心のバリアや物理的なバリアがとれるきっかけにもなればいいなとも思います。

プライベートもインタビュー



毎朝のコーヒー


大好きな焙煎士さんのコーヒーが元気の源。この豆のために働いていると言ってもいいほど。

お昼は毎日お弁当


どんなにおかずが少なくても、自宅から持ってくるお弁当がいちばんです。必ず入れるのは、夫が作ってくれるたまご焼き。

緑のある暮らし


夫婦でガーデニングをしています。花を摘んで飾ったり、ハーブ水を作ったりして楽しんでいます。

通勤時間は切替の時間


仕事柄クラシック音楽を聴くことは多いですが、洋楽やジャズヴォーカルもよく聴きます。
娘たちからおすすめのアーティストを教えてもらうことも。
片道1時間の通勤時間にいろんな音楽を聴いて、家庭⇔職場のスイッチングタイムを快適に過ごしています。

育休第1号 よい前例になるように


こどもを2人出産し、育児休業を取得しました。当時事業団での育休取得者は私が初めて。
どのくらいの期間休むかとても迷いましたが、2回とも1年以上取りました。
今後、後輩たちが取得する際、定められた制度を遠慮なく活用できるようにと思ったからです。

イベントは兄の家族も両親も一緒に


年1回の家族旅行やこどもの誕生日会は、兄の家族と両親と一緒にしてきました。
兄の家族とはこども同士の年が近く、小学生の頃は下校後毎日一緒に過ごしていた仲。きょうだいのように育ちました。
こども達の成長や近況報告の食事会を恒例的に繰り返していたら、あっという間にこども達が成人していた感じです。

家事は得意な人がやる


シフト制勤務なので、家事は家族みんなで協力して得意な人、できる人がやるというスタイルです。
日々の家事は夫が多く担当しているので、私は平日の休みに出来ることをまとめてやっています。
大切なのは、お互い家事に注文をつけないこと、やってくれたことに感謝することだと思っています。

仕事は人生をより立体的にしてくれる


30代、40代の頃は日々のことをこなすので精いっぱいでした。
今になって言えることですが、仕事は人生をより立体的にしてくれる、自分を成長させてくれてきた存在で、自分のもうひとつの居場所という感覚です。
家族の理解と協力あってこそ、ここまでこれたと思っています。



公益社団法人 福井県文化振興事業団

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