FUKUI
WORK STYLE CAFE

社員がのびのびと仕事ができる環境から独創的な家具は生まれる

小田 健太 30代


一緒に悩んでくれる仲間と新しい家具を生み出す


木製家具設計に携わる部署に在籍し、打ち合わせからすべての段取りを任されている小田さん。「お客様からご依頼を受けると図面を作り見積もりを出します。1日4~5件くらいでしょうか。実際に受注すると制作するための図面を作り材料の発注などをしていきます」。幼稚園・保育園向けの仕事が大半を占め、入社2年目からは西日本エリアのお客様を一任されているとか。「うちは大半が特注。お客様のイメージを形にすることが求められます。入社して3年半、先輩や同僚の支えなくしては、やり遂げられなかったことも多いです」。一緒に悩んでくれる仲間の支えがあってこそ、独創的な家具を生み出すことができたといいます。





経験がなくてもチャレンジすることを応援してくれる環境


WEB関係から異業種への転職。きっかけは、モノづくりをしたかったから。「モノづくりをする仕事を探していたら、木製家具という文字が目に飛び込んできて。迷いはなかったです」。経験がなくても、チャレンジすることを応援し受け入れてくれたことが嬉しかったといいます。モノづくりの仕事に就いて大切にしていることは、安全と品質。「漠然としたイメージでお客様から託され、試行錯誤しても納得のいく答えが出ないときは、先輩や同僚に相談。思いもよらないアイディアをいただいたり、盲点に気づかされたり。自分にはない、経験から得たものを惜しみなく教えていただける環境に感謝しています」。お客様に喜んでもらえることが第一。信頼を裏切らない家具には、関わる者が持つ技術や知識、経験が活かされているといいます。





問題があればすぐに改善策を練る体制が整っている


自社の強みとして一番にあげたのは、社員の知見を広めるための支援をしてくれること。「イベントや会社見学へ設計メンバーで行くことはもちろん、社員全員で参加することもあります」。自社にはない技術や使っていない素材など学ぶところが多いようです。また、有給休暇は30分単位から取得できるので、働きながら通院や家族の看護・介護をしやすい環境が整備されているとも。さらに、設計担当は業務範囲が多岐にわたるので特に繁忙期は残業になることもあったようですが、少しずつ改善されていると話します。「新生活を始める方や引っ越しをする方の需要が増え、1~3月は忙しくなります。会社が積極的に人員を増やして体制強化を進めたり、DX化などによる業務効率化に取り組んでいるおかげで改善の兆しが見えてきました」。新しいCADの導入も検討されているとのことで、作業効率もアップすると期待を寄せます。





福地だから提供できる家具を生み出す


プライベートでは、フットサルやマラソンを楽しんでいるとか。「マラソンは社長の影響もあるのですが、けっこうハマっていて。個人的に大会に参加しています」。フットワークの軽さはキャリアアップにもいえるようで、「意欲がある者には活躍の場をあたえてくれる雰囲気があります。個人的には経験不足を実感しているので、今は一つひとつの仕事と丁寧に向き合っていくだけです」といいます。現在、自社オリジナル商品開発チームの立ち上げに関わりプロジェクトリーダーを務めている小田さん。「デザインを学びながら商品開発をすすめています。福地だからこそ提供できる家具を作り上げることがミッションです」。一筋縄ではいかないから面白い。そんな経験を重ねることでスキルアップしていく社員を、会社が支え応援することで、品質の高い家具が生まれています。同時に品格のある社員が育っていくという良いループはこれからも受け継がれていくことでしょう。





社長から一言


株式会社福地は創業から115年と長い歴史をもち、福井の地から最高の木製家具を全国にお届けしています。当社には大事にしている言葉が二つあります。一つ目は「品質」です。お客さまに喜んでもらいたい一心で、社員が自ら進んで技術の習得、能力の向上に努めています。二つ目は「品格」です。家具作り(修行)を通じて、品格のある人を目指しています。今後とも社員がその無限の可能性にチャレンジし、全力で応援する会社として、福井県のものづくりをリードしていきたいと思っています。
社員が働きやすく・働きがいのある環境作りの取組みとして福井市が目指す「パパ育休100%チャレンジ事業」モデル企業としての宣言を致しました。宣言を機に働き方改革・ワークライフバランスの取組みを社員主導で進化させています。
今後とも、社会にとってなくてはならない企業をめざし、社員一丸となり「ものづくり」に取り組んでいきたいと思います。

(株)福地

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