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異業種からの転職を機に『視野を広げる』という信念に従い仕事と向き合う

藤井 汐美 30代


顧客満足度向上に繋がることが一番


加工課に所属し、商品の納期管理・出荷を担当している藤井さんは入社3年目。主に卓上カレンダーを扱っています。「出荷担当をしていますが、商品の在庫管理や運送会社の手配、営業との調整、派遣社員の指導なども行います。入社当初から同じ部署で仕事に向き合ってきました。顧客との接点がない部署だからこそ、営業が必要な情報を提供できるよう、また、顧客満足度向上につながるサポートを考えて業務を行っています」。常日頃から商品知識を高める努力は怠らないといいます。「『視野を広げる』という信念は入社してから変わりません。商品知識はもちろんのこと、自分が携わる工程の前後の動きや、お客様の手元に届いたときも想定し、手配するようにしています」。





他業種への転職が人生のターニングポイント


前職は保育士で、事務職は全くの未経験だったそう。「保育士の資格を取得し、保育の仕事をしていました。約8年保育士として働いてきましたが、なにが正解なのか分からなくて、だんだん自分に向いていないのかもと感じ自信が無くなっちゃいました。」そんな時自分を見つめなおす機会があり、新しい仕事にチャレンジできるのは今しかないかもしれないと仕事を探していたときに見つけたのが“にしばた”だったといいます。「周りの人に知ってる?と聞いたところ、口をそろえて、カレンダーといえば“にしばた”でしょ?といわれて。そのときに知名度の高い会社だと知りました」。入社して事務職を始めたころは、肩こりに悩まされたとか。「初めてのことだらけで、毎日キャパオーバー。そんな私を見捨てずに教えてくださった先輩が親切だったことと、ほかの先輩や上司に助けられて今日まで続けることができました」。





繁忙期と閑散期のメリハリがあるから楽しめる


「自社の強みは、繁忙期と閑散期がはっきりと分かれているところ」という藤井さん。会社カレンダーが設けられ、閑散期に休日が多く記されています。「年間休日は120日。繁忙期である9・10・11月の休みは日曜日のみで、基本的に9~11月は祝・祭日も出勤です。その期間にとれなかった休日が、閑散期に移行しているようなイメージ。年末・ゴールデンウィーク・お盆は長期休暇ですし、交代で取れる休みプラス有給を合わせると、月の半分ほど休んでいるようなときもあります」。子どもの行事に合わせて休みを取ったり、まとまった休みを取り海外旅行に出かけたり、短期・長期問わず休みやすい環境のようです。
また、結婚や出産・育児などで生活環境が変わっても、働くことができるようサポートする体制が整っているとも。「私は結婚して半年。いずれママになるときのために、先輩ママの産休や育休、復帰後の働き方などについて、たくさん話を聞いて参考にしたいです」。





『視野を広げる』はこれからも変わらない


何事にも明るく前向きに取り組む藤井さんに、これから挑戦したいことを伺うと『視野を広げる』と即答。ブレずに信念を貫く言葉は、仕事・プライベートの隔たりなく、純粋にまだ見たことのない景色が見たいという想いであふれていました。「今は所属している加工課の業務のことしか分かりませんが、他部署の仕事を学びたいです。知識があれば、加工課の仕事の幅が広がりますし、他部署と交流があることで繁忙期などに連携がとりやすくなり、お互いに学び合えば応援やフォローし合えるようになるかもしれません」。結婚しても働き続けることができるという姿を後輩に見せていきたいとも。上司のお墨付きを得ているコミュニケーション能力を発揮しながら、見て聞いて経験を重ねた未来の姿に期待せずにはいられません。





社長から一言


株式会社にしばたは創業から154年と長い歴史をもつ会社で、全国の企業様の名入れカレンダーを企画・開発から、製造・販売・物流まで一括して行っております。
カレンダーは365日今日という意味を告げ続けるもので、私共は暦を扱う会社として、『日日是好日』という言葉を大切にし、お客様の信頼にお応えできるカレンダーを責任持って作り続けています。
この精神は名入れカレンダーの製造だけではなく、近年では年代問わず全女性社員が活躍する、『Haru Calen』というチームが発足し、自由な発想で意見を出し合い、次世代へ『暦』の重要・必要性やカレンダーを通じてのSDGs関連、ものづくりの楽しさなどを地域の皆様に発信しております。
働きやすい労働環境整備はもちろんですが、社員一人ひとりが満足して働ける職場環境づくりをこれからも目指してまいります。

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