FUKUI
WORK STYLE CAFE

社内外へ向けて情報を発信!オウンドメディアだからこそ発信できるコンテンツをお届け

大南 歩美 20代、村上 裕紀 20代、土藏 志保 20代


「ハルトツツム」とは


ジャパンポリマークは通常のウェブサイトの他に、2022年12月、「ハルトツツム」という情報発信サイトをオープン。製品や技術紹介に加えて、働き方や環境への取組をどんどん伝えるサイトです。同時に、社内へ向けた発信も担い、社員の取り組みや活動を発信することで部署を超えた活動の輪が広がり、交流が生まれています。また、会社の取組とは関係ないように見える、蕎麦屋紹介記事の反響が良いのは、働いている人の人柄が見え隠れしているから。どんな人が何を思って働いているのかは、就活中の方以外も気になるところ。気になると言えば、「ハルトツツム」という名前の由来は、本業の熱転写ラベルを「貼る(ハル)」と同じレベルで、環境・働き方・社会活動も「含める→包む(ツツム)」ことを意識するという想いが込められているとか。さらにハルオくんという公式キャラクターが登場するなど、自らが楽しんで持続できるだけでなく、社内外の人を巻き込んだ発信をつづけているようです。





「ハルトツツム」プロジェクトの始まり


きっかけは、社長の一声。「SDGs(エスディージーズ)は知っていると思う。日本語に直訳すると「持続可能な開発目標」なのだけれども、17ある達成目標は、大きく分けて「環境問題」「社会問題」「経済問題」に対するもの。実際に近年、豪雪などの気候変動が身近に起こっているよね?その一因に二酸化炭素などの温室効果ガスの増加があって、弊社の生産活動により排出される二酸化炭素も少なからず影響している。自分たちにできることから始めたい」。新しくサイトをオープンするなら、より多くの人に届けたい、魅力ある話題を提供したい。それが福井を盛り上げることにつなげられたらという想いが社員に伝わり、メンバーが集められました。





キーパーソンは3人の女性社員


プロジェクトリーダー大南さん、X担当村上さん、記事担当土藏さんの3人が参加しプロジェクトをリード。週に1回のミーティングでは主にネタ探しをします。また、リクルートにつなげるための策を練り、環境活動・社会活動・働き方デザインなど、これまでに発信した記事の数は5つのコンテンツを合わせて50以上。プロジェクトメンバーに発信力の源をうかがうと、大南さんは、「知らなかったのですが、実はすごい会社でした(笑)目標は、リクルートにつなげることです」、村上さんは、「他社を訪問したことが刺激になりました。モチベーションアップのため自社でも実践していきたいですね」、土藏さんは、「社外とのつながりができたことが大きな収穫です。そばの記事の反応が良く、そば以外でも社内からリクエストの声がかかるようになったことが嬉しいです」と、心から楽しむ様子がすがすがしい。それぞれの仕事をこなしながら取材・打ち合わせ・ライティング。自ら立候補して加わった、大南さんと土藏さんはうなずけるとしても、社長推薦の村上さんまで。逆に取材を受けることになる状況も納得です。





「ハルトツツム」プロジェクトのこれから


実際にサイトを運営してみて今やるべきことは、さらなる挑戦だとか。発見と展開を繰り返し、立ち上げた当初に思い描いていたことが少しずつ実現している今、社内外からの期待にプレッシャーを感じながらも、メンバーそれぞれに向かう方向性が見えてきたようです。大南さんは、「メンバーを増やしたい。私たちの活動を知ってもらうことで、社会の取組に興味をもってもらいたい!」、村上さんは、「社外見学を増やしたい。社外の良い取組を自社に取り入れてモチベーションアップをはかりたいです」。土藏さんは、「もう少し記事を多く書きたい。社内に向けて「ハルトツツム」の活動を知らない人に知ってもらえるよう、エンゲージメント向上、働き方改革推進を展開したいですね」。やりたいことはそれぞれですが、モノづくりは、ただ作って儲ければ良いだけではなく、モノが生まれるプロセスに配慮することが重要だというところは同じ。また、モノづくりの現場には人が必要で、でも、誰でもよいわけではなく、志が同じ人が自ら選んで入社してほしい。「ハルトツツム」はそんな環境を整え発信し続けることができる媒体なのです。ちなみに、一番好評だったのは男性育休取得者へのインタビューだったとか。社内では男性育休取得者が増え、1年後にテレビの取材を受けることに。また、社員の子どもが成長して使わなくなった、ベビー用品や本などを譲る企画も大好評。トイレットペーパーに川柳をプリントした「貴族的 健康川柳ロール」は社員だけでなく、取引先や官公庁へも配布し、地域社会の健康増進に寄与しています。これからどのような発信をしてくれるのか、目が離せません。





社長から一言


熱転写ラベルってなに?ポリマークってなに?
そんな馴染みのない商品をニッチな市場に、ジャパンポリマークは熱転写ラベルの製造を、この福井の地で創業から約40年続けてきました。
今、この福井が抱える問題には、少子高齢化、人口減少、生産年齢人口減少などがあります。
ますます人手不足が深刻化し、ものづくりの環境が厳しくなると思われます。
この問題に対応するために、まずジャパンポリマークの事を少しでも多くの方々に、知って頂く、それも外側だけでなく内側までも知っていただこうとの思いから、2022年ハルトツツムのオウンドメディアをスタートさせました。会社概要や自社製品だけでなく、いわゆる普段着のジャパンポリマークを知ってもらうことで、社外の方々に興味を持っていただき、多くの方々から見られる会社になる。それも問題解決の一つだと思って始めました。
社内においても、社員ファースト宣言し、小さなことから働き方改革を進めています。そして、従業員エンゲージメントを高めながら、社員一人一人が主体的に活躍できる会社を目指し、これからの5年先、10年先、その先も・・・ジャパンポリマークは、この福井の地で成長していきたいと考えています。

代表取締役社長 久保浩章