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立ち止まらなかった その積み重ねが今の私をつくった

川﨑 泰代 44歳


“お母さんの代わりはいない”その言葉が背中を押してくれた


技建工業株式会社で工事部に所属する川﨑さんは入社11年目。現在は主任として、メンテナンス受付、産廃関連業務、ISO事務局業務など、社内外の調整を必要とする幅広い業務を担当しています。前職では鯖江の工場で補聴器の電池製造にパートとして従事していましたが、シングルマザーとして子育てする中で「もっと安定した働き方をして、娘にしっかり向き合える環境をつくりたい」という強い想いが、正社員として働く道を模索し始めるきっかけになったといいます。転職活動では、勤務条件や生活とのバランスなどを考えながら自身の条件に合う会社を探す中で、同社に出会ったといいます。
当時は小学4年生の娘さんとの2人暮らし。二人三脚の生活の中で、仕事と子育てが同時に重くのしかかり、心が折れそうになった時期もあったといいます。そんなある日、上司がかけてくれたひと言があります。「仕事の代わりはいても、お母さんの代わりはいないから辛いかもしれないけど頑張ってね」。そのひと言が胸に深く響いたといいます。「その瞬間、すごく救われた気がしました。あの言葉がなかったら、きっと続けられていなかったと思います」。そう語る川﨑さんの表情には、今でもその言葉への感謝が溢れていました。





改善を積み重ね、キャリアを動かした“アップデート精神”


工事部の事務は、現場を支える裏方として、多岐にわたる役割を担っています。現場からの問い合わせ対応、施工に必要な書類作成、工事写真の整理・管理、社内外との連絡調整など、その業務内容は幅広く、一つひとつが現場の工程や品質に直結する重要な仕事です。入社当時、工事部の事務職は川﨑さんを含め2名だけ。ちょうど同社が急成長していた時期でもあり、日中は現場からの電話対応等に追われ、夕方になってようやく自分の仕事に取りかかれるぐらい忙しい日々だったとか。そんな中で川﨑さんは、慣習や“当たり前”に流されず、常に「どうすればもっと効率化できるか」「どこに無駄があるのか」を考え続けてきたといいます。忙しい日々の中であっても、目の前の業務に改善のヒントがあると捉え、小さな違和感や負担を見逃さず整理していったとのこと。
具体的には、工事写真と台帳管理をAIで自動仕分けする「蔵衛門クラウド」の導入、積算ソフトのバージョンアップ、産廃委託契約の電子化などを提案し、実現させました。その姿勢が評価され、2024年6月に工事部主任へと昇進。「一つひとつの課題に丁寧に向き合い続けた結果が、今につながっているのだと思います」と話す表情には確かな自信がにじんでいました。





充実した福利厚生が社員の健康と働きやすさを支えている


技建工業の魅力は、社員を大切にする手厚い福利厚生にもあります。豆から挽くタイプの本格的なコーヒーマシンが設置されており、社員なら誰でも自由に利用できたり、誕生日にはカタログギフトが贈られたり、同好会活動には年間1万円の補助があったりと、社員が笑顔になれる環境が整っています。多趣味な川﨑さんは、ヨガ、登山、女子会などの同好会活動にも積極的に参加しているとのこと。好きなことを思い切り楽しめる環境に魅力を感じているといいます。趣味に没頭している時間は心が整い、自分をリセットできる大切な時間なのだとか。「休日を思い切り楽しむために仕事を頑張れています」と語る川﨑さん。中でも登山は格別で、標高2,763ⅿの北アルプス・燕岳(つばくろだけ)に登った際には、山頂からの絶景に思わず涙がこぼれたといいます。最近は、まったく新しい挑戦としてクレー射撃にもトライ中。「やってみたい」と心が動いた瞬間に、一歩を踏み出すことを躊躇しない性格だそうで、「新しい世界に踏み込むのってワクワクします。でも、無茶はしません。娘にも迷惑がかからない範囲で、全力で楽しんでいます」。
川﨑さんにとって、同社は「働くだけの場所」ではなく、「自分らしく生きることを後押ししてくれる場所」なのだと感じさせてくれます。





変化を恐れず、進化を選ぶ働き方を切り拓く


多くの人の要望に応える事務職だからこそ、自然と対応力や即断力も磨かれてきたといいます。しかし、川﨑さんが何より大切にしているのは、スキルでもスピードでもなく、“自分の核を持つこと”だといいます。「ここがブレると、全部崩れるので、一番大事にしています」。忙しい日々の中でも大切にすべき軸を見失わないという強い意志がそこにはあります。川﨑さんの仕事スタイルに派手さはないものの、とても誠実です。アピールをせず、余計な自己主張もしない。ただ、すべきことを積み上げていく。その姿勢はきちんと周囲にも伝わり、「上司が見てくれているので、自分のペースで安心して働けています」と語る言葉からは、築いてきた信頼関係がうかがえます。
また近年急速に進むAIの進化についても前向きで「AIが発達していけば事務がスムーズになり、そして現場ももっとスムーズになると思うんです。将来は“事務職という役割がなくても回る会社”でもいいのかもしれません」。自分の仕事が減ることを恐れず、会社全体が良くなるなら形が変わってもいい、そんな柔軟な視点が川﨑さんにはあります。「本当にそんな時代が来たら、また自分で新しい道を開けばいいんです」。その言葉には、変化を前向きに受け止めて次のチャンスへ繋げるしなやかな強さが感じられます。目の前の仕事に誠実に向き合いながらも、未来に向けて軽やかに歩む川﨑さんのこれからに期待せずにはいられません。





社長から一言


弊社は1959年創業の建築専業総合建設業会社です。北陸・中京地区を中心に建築の企画から設計・施工・維持管理までトータルに請け負っている会社です。
他社との違い(強み)は、民間建築、特に企業の社屋や商業施設、工場・倉庫、物流施設、アミューズメント施設などを得意分野としていることです。また、鉄骨造の建物に多くの実績を持ち、中小企業ならではの小回りの良さを生かして、様々なお客様のニーズ、特に「限られた予算の中で比較的短工期に工事を完成させる」といった要望にお応えするのを得意としています。
今後は「建築トータルサービス企業へ」をスローガンとして、ワンストップで相談をうけることができる、地域で一番頼りにされ役に立つ企業となることを目指しています。また、「100年企業」を目指し、地域の皆様に愛される建築物を造り続けていきたいと思っています。
建築が好きな人、お客様の要望を叶えるのが好きな人、自分の目標に向かって努力する向上心のある人、本音でぶつかり合える元気な人、渦の中心となるような仕事の仕方をしたい自立した人。そんな方に「TEAM GIKEN」の仲間となっていただき、共に建築を通した地域貢献をしていけたらと思っています。

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