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「自ら考え・行動し・貢献する」を実践。仕事を楽しくするのは自分自身

宇佐美 裕亮 26歳


成長の切符は自分で掴み取る


福井キヤノン事務機株式会社でERP推進チーフ・ICTプランナーとして活躍している宇佐美さんは、入社して4年、ICTプランナーの仕事に就いて現在2年目とのこと。
「入社して配属されたのは、複合機のメンテナンスやネットワークサポートを主な役割とするICTサービス職でした。日々お客様先でメンテナンス業務を行うなかで、お客様のお役に立ち、自分自身もスキルアップしているのを感じ充実した毎日を過ごしていました。一方、日々の活動やお客様とのコミュニケーションから、お客様の業務に関心が湧いてきて、何かもっとお役に立てる方法はないものかと考えるようにもなっていました。入社して3年目の頃に、SE業務をメインとするICTプランナー職の増員募集案内があり、『ここでなら新たなチャレンジができるかもしれない、更に成長できるかもしれない』と思い、迷わず応募し、異動が実現するよう猛アピールしました」と宇佐美さんは言います。
そのチャレンジの姿勢や熱意が評価され、ICTプランナーとして歩み始めた宇佐美さん。しかし、職種が変わったことで、提案する商材やサービスも大幅に変わり、異動したばかりで現場経験がないのは仕方がないにせよ、そこで必要とされる知識が大きく不足していることを実感。しかしながら、やっと掴んだチャンスを無駄にしたくないという思いで、先輩社員や同じチームの同僚から教えを乞うたり、メーカーの研修に参加したりするなどして知識を習得していったという。
「とにかく、知識を得られる研修が無いかを調べ、受験費用を補助する資格取得補助制度を利用させてほしいと、会社にお願いして研修に行かせていただきました。お客様に提案する仕事なので、正しい知識を身に着けておくことは大前提です。しかし新たな商材やサービスを提案する際に自信がないこともあります。そのようなときは、メーカー担当者に同行してもらい、お客様とメーカー担当者の話の内容をしっかり理解しようと努めることで、さらに知識を増やしていきました。しかし、そのように得た知識も実践しなければ役に立ちません。そこで、お客様先に伺った際は学んだことを実践の場で果敢にチャレンジし、活きた知識・経験に変えていきました。」
お客様のお役に立ちたい、その過程のなかで自分自身が人よりも何倍も速いペースで成長したいという思い、そしてそのようなチャレンジ精神旺盛で意欲的な宇佐美さんを応援したいという福井キヤノンの社風が重なって、毎日が新鮮でwaku wakuする日々だと宇佐美さんは話します。





チャレンジしていくことが、更なるモチベーションに


SE系のICTプランナーに異動して間もなく、宇佐美さんは、お客様の業務に密接に関わる基幹系情報システムの推進を目指されました。
「せっかくなら、基幹系情報システムの専門性に磨きをかけ、率先して活動していきたいという思いで、チーフ職就任の希望を打診しました。福井キヤノンでは、特定の分野に秀でた力を発揮し組織・全社に貢献することを目的に、チーフ職が設けられています。これまでの規定では、経験年数の観点で私はチーフ職になれなかったのですが、積極的な姿勢を評価してくださり、チーフ職として活動していくことを認めていただきました。」続けて、
「やりたいことをやりたいと言える、一生懸命な姿勢を評価し応援してもらえるという環境が、モチベーションアップに繋がり成長を加速させてくれるのでは」と宇佐美さんは言います。
また、近頃では積極的に働き方の効率化を模索し、従来通りお客様先に訪問して対応させていただくのはもちろんのこと、WEB会議や遠隔ツールを積極的に活用しリモートで対応するなど、自ら実践したことで得た学びや気づきをもとに、次の提案活動にも繋げているとのこと。
「指示されて動くのではなく、自ら考え主体的に活動するからこそ、次から次へとアイディアが浮かびます。それをお客様と共有することで、さらに話が膨らみ、waku wakuが止まりません」と宇佐美さんは話します。





「よく学び・よく遊び・よく働く」のが福井キヤノンらしさ


意欲的に仕事に取り組む宇佐美さんも、家に帰れば1児の父。奥様とお子さんとの時間が癒しとのこと。また、家族とじっくり過ごせる休みも、仕事を頑張る栄養源になっていると宇佐美さんは言います。福井キヤノンでは、様々な特別休暇制度を設けていることを紹介しながら、「特別休暇制度は、年次有給休暇の他に、慶弔休暇や育児介護休暇はもちろん、フリーバカンス休暇、リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇などがあります。私は、フリーバカンス休暇とアニバーサリー休暇を毎年利用しています。フリーバカンス休暇は年間3日連続で取得できることが魅力で、休日と組み合わせると5日連続休暇となりますので選択肢が拡がり助かります。今年のアニバーサリー休暇は、結婚記念日に利用しまして、写真館に行き子どもの記念写真を撮影しました。家族との時間をしっかり持つことが家族の絆を深めてくれます」と宇佐美さんは、会社が用意している特別休暇制度の有難みを話します。続けて、「福利厚生は休暇だけでなく、会社が活動を応援してくれる同好会制度や、12月の最終出勤日に、社員全員にギフトセットをプレゼントしてくれる年末年始準備支援があります。仕事だけでなく趣味を楽しもう、社員の家族に感謝の思いを届けたいという気持ちがありがたいですね」と言います。





10年後を見据え、充実した今を


これまで、積極的にチャレンジすることでチャンスを掴んできた宇佐美さんに、今後さらに挑戦していきたいことを伺うと、「マネジメント職に挑戦したいですね。上を目指します。まずはリーダーになること。」とのこと。「そして、5年後には執行役員になることです。福井キヤノンの社員は全員『Yume-Talk Next』に10年後どのようになっていたいかを記入することになっています。Yume-Talk Nextは、福井キヤノン独自の取り組みで、社員一人一人が自己ビジョン(Yume)を実現するための変容や成長を毎月記していくものです。10年後に目標を達成するために、5年後はどうなっていたいか、1年後は、今年はと記入し、目標に向かって毎日取り組むことができているかを自分で確認します。さらに、社員なら誰でも見ることができるシステムなので、チームのメンバーと共有したり、上司や役員にも見てもらうことができます。月に1回、上司や役員との面談がある際には、その内容にも触れYumeの実現ストーリーを一緒に語り合います」とのこと。また「堂々と上を目指すと宣言できる環境は、若手社員にとってはチャンスだ」と言い、「もちろん、日々の仕事を頑張る上で成り立つこと。お客様のお役に立ち続けるために、福井キヤノンも日々成長していかなければなりません。人間力を大切にする社風だからこそ、一人ひとりの成長が求められると思っています。今後もさらに知識を蓄え経験を積んで、より一層お客様のお役に立てるよう精進していきたいと思っています」。技術を磨き、人間としても磨きをかけ、夢を叶えていくことでしょう。





人事から一言


福井キヤノン事務機株式会社には、会社主催のキャリアアップ制度と、社員主催のキャリアップ制度があります。会社主催としては、新卒で入社した社員を対象に行う、名刺交換、ビジネスマナー、商品学習など、社会人として必要となる基礎知識を社内と社外の両方で研修する「入社時基礎研修・OJT研修」、過去1年の間にお客様にご提案した中で最も良かった提案事例を役員の前でプレゼンする「ソリューション事例発表」、チーム経営を行うために必要な革新的で深い知見を養う「リーダー実践塾」を設けています。その他にも、業務に役立つ資格を取得する場合は、受験費用を補助する「資格取得補助制度」、パートナー企業主催のスキルコンテストやインセンティブ制度(報奨金)の他、予算達成チームへの打ち上げや決起会費用支給(不定期)などがあります。また、毎年6月に本人および直属上司とで基本スキル基準にもとづいて自己評価が実施され、自己評価したソリューション&サポートスキルにもとづいてスキルアップ計画に反映。このときにお客様からの評価も反映させたものを計画に盛り込みます。スキルアップは各自のスキル状態に合わせて、「自己啓発&自己修練」や「各種研修機会」を活用した計画を立てます。会社方針・部門方針に基づき、個人の業務やスキルアップについて目標計画を立て毎月の進捗を「Yume-Talk Next面談」で確認。面談ではリーダーと役員が同席し、目標達成に向けたアドバイスなどにより、一人ひとりに対する支援を行っています。革新計画は半期(6ヶ月)単位で計画・実践されるので、6ヶ月間の振り返り(省察)を通して社員の成長を促す仕組みにもなっています。さらに、当社では3~5名のメンバーとリーダーでチーム運営を行なっており、リーダーはメンバーの活動のマネジメントだけでなく、「会社の考え方や仕組み」を説明・対話する機会を設けています。『社会人基礎力』は、経済産業省により定義されている3つの能力で「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」に大分類されています。これまで福井キヤノンで定義してきた『人間力(思考力、行動力、協働型コミュニケーション力)』と一致していたことから、現在、当社では社会人基礎力診断を使い、自身の改善点や強みを見出す機会にしています。診断は継続的に行い、自分(自己評価)とリーダー(リーダー評価)の双方で評価しそのギャップを認識しています。自分がどれだけ成長したかを測ることができるので人間力を高めるきっかけになっています。