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メリハリのある働き方と時間休を活用し、家事・育児の負担を軽減

佐々木 幸絵 41歳


多種多様な業務が混在する課に所属し、お客様のサポートをする仕事に従事


経営管理部業務支援課に所属する佐々木さんは、入社してから6年間同じ課に所属し、お客様のサポート業務に携わってきました。業務支援課は、お客様のところへ出向いてLAN配線を行ったり、膨大なデータの入力業務、リモートで利用者のトラブルに対応する業務など、扱う仕事内容は多種多様。それぞれを専門とする人が所属し対応しているそう。「レジなど、提供しているサービスをご利用のお客様のサポート、社内のインフラ完備、公共の部門があり、パソコンの設置等インフラ整備やセッティング等、専門知識が必要な業務もあります。現在12人が所属しシフトを組んで仕事にあたっているので、課の中で、誰がどんなお客様の仕事をしているかを共有し、不在でも対応できるようにしています」と、課全体の仕事の流れを知ることが重要だと話します。佐々木さんは、リモートで利用者が困っている内容を解決へ導く仕事や、顧客に機械を納める前のセッティング、ソフトを入れる作業などをしている他、社内ネットワークなどの申請書発行も請け負っているとか。「主な業務はお客様サポートです。とてもあせって電話をしてこられる方から、できるだけ詳しくトラブル内容を聞き取り、迅速に分かりやすく解決するスキルが求めれます。コンセントが分からない方からデータベースを触る方までお客様も様々。それぞれの知識に応じた話し方を心がけています」。電話対応だけで、電話相手の知識の程度まで聞き取ることができなければ、解決へ導くことは難しい仕事。三谷コンピュータ株式会社の中でも、特にコミュニケーション能力が求められると言っても過言ではないでしょう。





1時間単位で取得可能な時間休を活用し、子どもの行事参加や通院にも支障なし


佐々木さんは入社した当初、小学校と保育園に通っていた子ども達の生活が最優先で、出勤前に保育園へ送り、仕事が終われば保育園と児童館に迎えに行く日々。「小学校の行事や授業参観などの出席は難しかったのでは?」と聞いてみると、「学校や保育園の行事はすべて参加してきました。例えば、授業参観が10:00からだとすると、多くの会社では半休をとることになります。しかし、弊社では1時間単位の休暇をとることができるので、時間休をとって授業参観に出席、終わり次第戻ってくることが可能です。同僚への負担や業務の滞りを最小限に抑えることができるので利用しやすく、他の社員の利用率も高いようです。また、上司や同僚もお互い様だからと、笑顔で送り出してくれるのもありがたいです」と、子育てには時間休が欠かせないと大絶賛。社内でも時間休が一番助かるという声が多いとか。さらに、「業務支援課は、土・日もシフトを組んで出勤している部署なので、シフトによっては平日が休みになることもあり、時間休とシフト勤務を調整できたことが、子どものことだけでなく、色々な面でありがたかったですね」と話し、働きやすい環境が助けになっているようです。





残業をしない秘訣は、メリハリをつけてギューっと頑張る


子育て中の佐々木さんにとって残業は難しい環境。「保育園や児童館に迎えに行く時間が決まっていて、帰る時間を遅らせることができないので、より効率よく仕事ができるよう心がけています。任すことができる仕事は同僚に助けてもらったり、時には、私も同僚から仕事を引き受けたりして課内で調整することもあります。集中力を高めるためには、1日のプランやメリハリも欠かせません」と話します。それは部署や職種にもよると言い、「同じ課でも仕事内容によっては難しいですし、システムエンジニアの方もなかなか難しいところもあるようで、弊社では水曜と金曜は残業をしないで帰る日とし、労働時間短縮に取り組んでいます。最近は浸透してきたように思います」とのこと。働きやすさの取り組みは他にもあり、特に社外研修は楽しみにしているそう。「社外研修は、上司に薦められるものもありますが、自分で受けたいと思うものがあれば受けています。仕事に直結するものはもちろん、人間性を高める内容のものも受けることができ、次の機会にはコーチングを受けようと思っています。コーチングとは相手の話に耳を傾け、観察し質問や提案などをしながら、相手の内面にある答えを引き出す目標達成の手法のこと。お客様サポートに直結するだけでなく、子どものやる気にスイッチを入れることができたらいいなと思っています」と前向きな佐々木さん。仕事だけでなく、子育てにも役立つこともあるので、研修を見逃すわけにはいかないと話します。





仕事だけでなく、様々なことに挑戦し経験を積んでいきたい


佐々木さんは、三谷コンピュータ株式会社に入社するまで、飛び込み営業、クリーニングの受付、名刺などのデザイン制作、育休のときはフリーでデザイン制作をしていたこともあったそう。販売やデータ入力の他、「今後一生つかないだろうな」という仕事にも挑戦していたと言います。「私は経験して身に着けるタイプ。今の仕事は経験の上に成り立っています。言わば集大成。様々な場面で役立ててきました。今後も経験を重ね、仕事の幅を広げていきたい。失敗も経験。知らないことを少しでも知ることができるなら、難しいことにも挑戦したいですね」。そんな佐々木さんに、マネジメント職への挑戦について聞いてみると、「今はマネジメント職を目指す思いはありません。以前は人見知りで、知らない人と話すことなどもってのほかだった私が、お客様の所へ出向きサポートしたり、電話でアドバイスする仕事に就いています。20歳の頃と今の考えが違うように、5年後、10年後には考え方が違っているかもしれませんが、今は目の前にある仕事に向き合っていたい。その先にマネジメント職が見えれば挑戦するかもしれません」と、はきはきと答える姿からは、人見知りだったことなど嘘のよう。5年後10年後、その先がどうなるのか、一番楽しみにしているのは佐々木さん自身かもしれません。





人事から一言


三谷コンピュータでは、あえてフレックスタイム制を採用していません。8:30~17:30が勤務時間。働く時間を決めることで、オン・オフを分け、メリハリのある働き方を促したいと考えています。その取組として、毎週水曜日と金曜日は残業をしない日「省タイム」と定め、さらに、第2水曜日は「スーパー省タイム」とし、効率的に仕事を行いなんとしても全員が定時に帰る日としています。これらを実現するために、朝のミーティングで、「昨日〇時に退社しました」、「今日は○○を行い、〇時に退社します」と宣言してもらうようにしています。同時に、帰る時間を壁に貼った退社ボードにマグネットで貼り、勤務時間の見える化を実現しています。これらを周知徹底し、お互いに協力し合うことで徐々に残業が少なくなってきました。また、いかに仕事に集中できるかと共にいかにしっかり休むかと言うことも工夫しています。時間単位で有給休暇が取得できる制度は、子育て中の女性はもちろん通院や介護などにも利用可能。出勤してから途中数時間抜けて戻ってくる、朝1時間遅く出勤、夕方1時間早く帰るなど、仕事の段取りが可能であれば使い方は自由なので、利用しやすいと大好評。ほとんどの社員が取得しているので、上司や同僚へ遠慮することなく気軽に取得できるのも魅力なのではないでしょうか。社員研修は、特に社外研修への参加をサポートしています。会社側から薦めるものだけでなく、社員一人ひとりが学びたいと思う研修を会社の費用負担で受講することができます。今後も社員の意見に耳を傾けながら、より働きやすい環境を模索していきます。