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ハイブランドのこだわりに応えられるよう技術を磨き、新感覚の眼鏡を生み出したい

谷内 敦哉 23歳


イメージを形にする難しさや工程の知識不足を一つひとつ乗り越えてきた


「海外ブランドのバイヤーから伝えられたイメージを基に、めがねの設計図を書く仕事をしています。まずプロトタイプを作りバイヤーの要望を聞きながら図面を書き直すのですが、デザインを重視することで後に大量生産する時に不都合が生じないよう話し合いを重ねていく過程が重要。入社当初は知識が無く、先輩に聞いて過去のデータを見たり、生産現場に行って相談しながら一つひとつ問題を解決していました」と話すのは、海外ブランドのめがね製造を行っているナカニシビジョンで設計を担当している谷内さん。大学新卒で入社してからの1年を振り返ります。今では周囲から期待の声があがるようになったと聞き、「仕事に余裕がでてきたのでは?」と尋ねると、「ハイブランドであればあるほどこだわりが強く、ブランドイメージを大切にしています。そのイメージをどう形にしていくかを考えるときに頼りになるのは経験や知識。まだまだ、初めての事に驚いたり、行き詰ったりしているので余裕はないですね」とのこと。スキルアップへの意欲は尽きないようです。





先輩の技術力に圧倒されながらも一つずつスキルアップすることが目標


スキルアップは作業効率をあげる工夫も必要と話す谷内さん。「図面はCADを使用して書くのですが、CADにはいろんなツールがあります。数が多く、全てのツールを使いこなせていないので、先輩の設計する様子を見させてもらって、いいなと思ったら使ってみるようにしています。早く正確に作業を進められるようになりたいですし、ツールに限らず、良いと思ったらどんどん取り入れたいですね」。バイヤーが求めることに一つでも多く応えたいという思いは、この1年間に経験した悔しさが影響していると話し、「今思えば、迷いや自信の無さがあったと思います。経験不足からイメージを形にできなかったこともありました。アドバイスを下さった先輩に少しでも近づくため日々奮闘中です」とのこと。冷静に自分を見つめ、粘り強く取り組む。この姿勢は、学生時代に夢中になったダンスで培ったとのこと。





ダンスは一つのことに粘り強く取り組む大切さを教えてくれた


「ダンスは小学生から始めました。それまでは典型的なインドア派というか人見知りで、人との関わりが苦手な方だったのですが、ダンスは大勢でレッスンしますし、人に披露するもの。コミュニケーションや自己表現とは何かを自然に学んだという感じです」と谷内さん。どのようなダンスをしているのかを聞いてみると、「頭でまわるやつです」とのこと。ヘッドスピンが印象的なブレイクダンス!?今も続けているようで、「1週間の終わりには、ダンスをしてリセット。ルーティンになっています。また、週に1回、先輩のスタジオを借りて小学生に教えているのですが、子どもたちの成長を見るのが楽しくて。ダンスっていいなって改めて実感しています」とダンス愛が止まらない様子。その実力は、大学生のとき福井県で開催されたダンスバトルで1位になったこともあるほど。その頃は練習を重ねていたため、体脂肪率が10%以下だったと話します。





まずは仕事のスキルアップ、同期や先輩と共に会社を盛り立てていきたい


仕事に真摯に向き合う姿が「静」ならダンスは「動」。両極端に見える両者がお互いに良い影響を及ぼし相乗効果を生み出している谷内さんに、今後挑戦したいことをうかがうと、「まずは、仕事の精度をあげること。世界が注目するメガネは、カッコいいだけでなくかけ心地が良く扱いやすいことが当たり前。そのためには、ミスなく正確な仕事をし、あらゆる技術を磨いていきたいと思っています」と仕事への意欲を覗かせます。また、会社が若者の採用・育成に積極的なことや、社員の健康増進を目的にした取り組みが働きやすい環境となっていると言い、「同世代の社員や近い年齢の先輩がいて、相談しやすいことが助かります。また、有給休暇が取得しやすいことも嬉しいですね。先輩方の働き方をみていると、今後生活スタイルが変わっても、変わらず働くことができるという安心感があります」とのこと。先を見据えるナカニシビジョンの取り組みは、社員の未来を明るく照らし続けます。





総務から一言


株式会社ナカニシビジョンは仕事と生活の調和を大切にしています。生活の充実によって仕事は捗り、仕事がうまくいけば私生活も潤うと考え、福利厚生に力を入れています。
育児休業は、女性の100%取得はもちろんのこと、男性社員にも積極的に育児休業取得を促し、数週間と短い期間ではありますが100%取得しています。
また、座り仕事の多い職場なので、運動機会の提供として、毎月1回、外部からインストララクターを招き、社内の空きスペースでヨガ教室を開催しています。費用等は会社が負担し、社員は手ぶらで気軽に参加してもらっています。他にも、テニスやバトミントンのサークルがあり、活動費の補助もしています。
また、生活習慣病予防健診やがん検診、予防接種などの費用負担、特定保健指導の100%実施や受診勧奨等、従業員が健康に過ごせるような取組みをいろいろ行っております。
そのような取り組みが評価され「健康経営優良法人」には5年連続認定され、今年は中小企業法人上位500社(ブライト500)にも選ばれました。また、残業時間や有休取得率、離職率等の雇用管理状況が優良な企業を厚生労働大臣が認定する「ユースエール」の認定も受けています。
昨年の健康診断の分析結果で、「脂質リスク保有率」や「運動習慣率」が県平均や業種平均に比べ悪かったので、今後はこの数値を平均値まで改善することを具体的な目標として、運動機会の増進と食生活改善に力を入れ取り組んで行きたいと思います。