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生活環境が変化しても働きやすい制度や環境が、将来の安心感に繋がっている
宮崎 愛 28歳
短時間勤務を選び復職。新たなタスクに挑戦!
総務部に席を置く宮崎さんは、育児休業から復職したばかり。復職を機に、新たなタスクに取り組んでいるとか。「短時間勤務をしています。小学校就学前の子どもを持つ人が対象であり、私は9:00~16:00の勤務。これまでの仕事にも携わりながら、総務部の中で新しい業務に挑戦しているところです。子どもが突然熱を出したときや、病院へ行かなければならないときは、1時間単位で有休がとれるので、併用しながら対応しています」と、さすが人事に携わってきただけあり、制度を知り尽くしている様子。復職する前に行われる面談については、「休業中に変化した仕組みや業務内容の連絡に加え、子どもを養育するにあたり心配なことや不安に思っていることなどを相談。その上で、勤務時間や給与について話し合いました。細かいところまで話し合って決めているので、復職してから不都合なところはありません」とのこと。時間単位の有休の他にも看護休暇もあり、お子さんの病気にも対応できると話します。
おもてなし業務に携わる部署に在籍していることが自身のマナーを向上させた
入社当初から、会社を訪れた方々に会社概要のプレゼンテーションを行ってきたことを評価され、入社7年目に秘書係に異動。さらなるおもてなし業務に携わることに。「役員の秘書を担当されている先輩がいらっしゃいますが、VIPクラスのお客様の対応業務が増えたことにより増員をすることになりました。これまでの業務が活かされることもあり、抵抗なく仕事を理解することができました」。本社社屋の完成と共に、社員のマナー教育に重きを置くようになり、宮崎さんもマナーを教えるインストラクター研修に参加。それが秘書係としてふさわしいと評価されたようです。技術系や製造系の新入社員であれば受講する「BYORAスクール」には進まず、すぐに実務に加わることになったときも、「総務部は、社員教育を行う部署なので、実務をしながら、仕事内容を丁寧に教わることができました。まったく不安は無かったですね」と当時を振り返ります。
子育てができる環境に感謝。仕事とプライベートの切り替えは通勤時間!?
母となり直面しているのは育児と家事。日々奮闘中だとか。「毎日夕飯の支度は20分ほどで済ませるため、休日に材料の下ごしらえをしたり、カットミールを利用したりと家事の時間を短縮させる工夫をしています。それも、近くに住む夫の両親の協力があってこそ。休日に子どもをみてもらえるのは本当に助かっています」と話します。日々時間に追われながらも、オン・オフはしっかり切り替えられていると感じているようで、「会社では仕事に集中し、会社を出ればプライベートへと切り替えられるのは通勤時間のおかげ。片道40分ほどの時間がオン・オフの切り替えをスムーズにしてくれます」と、決して短くない通勤時間を一人になることができるリフレッシュタイムだといい、その時間を大切にしているようです。
今よりもさらに働きやすい環境への取り組みに携わっていきたい
何事にも前向きな宮崎さんにこれから挑戦したいことを伺うと、「今は、新しいタスクに必要な知識を得て、これまで携わったことのない分野への理解を深めることです。理解することができれば、さらなるレベルアップが期待できますし、働きやすい環境整備にも繋がります。新入社員研修の講師も務めていますので、プレゼンテーションの幅を広げることもできると思います。子育てをしていても、スキルアップできる環境に感謝しています」とこれからさらに生活環境が変わっても、安心して働くことができるといいます。「育児や介護により、通勤が難しい場合はフル在宅勤務も可能。問題が発生したら、すぐに検討し導入するスピーディーな対応は、福井鋲螺の強みだと思います。私自身も総務部として、男性の育児休業の取得促進をはじめ、個々が必要とする制度の周知に努めていきたいですね」。10数年かけて進められてきた職場環境向上の取り組みは、若い世代に引き継がれているようです。
総務から一言
福井鋲螺では、社員が在職中に経験する「出産」と「育児」という重要なライフイベントに対し、支援体制を強化していくことが、企業の社会的責任を果たす事に繋がると考え支援制度を実施。満1歳まで勤務時間内の育児時間を認め、小学校就学前まで勤務時間の短縮、子の看護休暇を適用。さらに、申し出があれば満3歳まで所定外労働を免除しています。また、在宅勤務規程に基づき、在宅勤務と出勤を組み合わせることも、フル在宅勤務も可能。通信費・電気料金については会社が負担します。新しいところでは、福井市にサテライトオフィスを構える準備が進められ、自由に利用できるスペースを提供します。社員の生活環境や、働き方への意欲を、社員一人ひとりに聞くため、全社員に人事面談を行っています。また賞与評価では、半年に1回直属の上司とフィードバック面談も行うことで、より細かな対応が可能に。有給休暇については、休暇届けを出しやすい工夫として、対面ではなくエクセルを使用し、ボタンひとつで提出できるようにしました。年次有給休暇の取得促進として、自己の年次有給休暇を連続5日間取得できる「長期休暇制度」を設け、前後の土日と組み合わせると、連続9日間の休暇が可能となります。これからも、誰もが働きやすい環境を目指し、社員と一緒に取り組んでまいります。
福井鋲螺株式会社
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