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どんな難題にも笑顔で対応。全社員から頼りにされるパソコントラブルの救世主。

ホアン ドウク ヒェプ 29歳


パソコントラブルから自社が運営するWeb等の保守まで幅広く手掛ける人気者。


現在、開発部に所属し、ITインフラ構築やプログラミング、Webの運営保守などに従事しているヒェプさんはベトナム出身。入社して日が浅いにもかかわらず、社員から頼りにされているとか。「社内で起こるパソコントラブルを一手に担っているからでしょうか。ベトナムに居るときにパソコン修理の仕事をしていたこともあり、大概のことは対処できます」。入社したその日からパソコンを開けて修理し、データの移動を行うなど、いきなり即戦力だったようです。ミヤゲンではこれまで、外国人の採用は貿易事務に従事することが多かったが、DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めていくにあたり、ITの専門知識を持つ人材を確保するため、高度外国人材として採用されました。「当時、東京に住んでいたので、オンラインで面接を受けたのですが、ITに特化したチームはこれから作る、始めは今ある部署に所属となるという話でした。他の仕事にも携わることができる、いろんなことを学びたいと敦賀に移住することを決めました」。入社当初は、海外業務部署に席を置いていましたが、組織編制により新たに設けられた開発部で、IT関係に加え、業務改善や企画開発、組織編制など多岐にわたる仕事に携わっているとのこと。





皆が積極的に接してくれるので違和感なく馴染むことができた。


人事担当者は、面接時に日本語に問題が無いと認識はしていたものの、入社し仕事に携わるようになってから、日本語能力の高さを目の当たりにしたとか。「日本語はまだまだです。普段の会話に問題が無くても、ビジネス日本語は不慣れなので、オンラインセミナーを受講しました。また、現在、日本語能力試験のN2を持っているのですが、最高レベルのN1が取得できるよう勉強も進めています」。外国人社員は、ヒェプさんを含めて4人。日本人でさえ難しいビジネス用語を学びながら、スキルアップに前向きに取り組む姿勢が他の社員にも良い影響を与えているようです。また、高度外国人材の定着が課題のようで、改善を続ける中で貿易事務として入社しても、能力が認められたときは異動し、育成していく取り組みも行っているとのこと。よりやりがいを持って働くことができる環境が整いつつある中でのヒェプさんの入社は、会社の向かう方向への取り組みに拍車をかけ、一気に前進させたようです。そんなヒェプさんも、会社で毎日行われることにとても緊張しているようで、「朝礼です。社員全員の当番制なのですが、当番が本を読み、他の人が感想を述べます。当番も緊張しますが、感想を述べるのも緊張します」とのこと。朝礼は、社員教育の一環として行われているとか。





ストイックに仕事に向き合う一方で、週末には1人で海釣りを楽しみリフレッシュ。


即戦力の逸材とはいえ、いつでも、どんな依頼も引き受けている姿に、周りは驚かされているようで、「できないことはまだまだあります。IT関係については日本語でも理解しているつもりですが、新聞を読むことが苦手です。漢字が難しい。webに商品をアップするときの説明文や、社内向けの案内文を作成する場合は漢字を用いなければならず、調べたり、聞いたりして書くのですが、100%の仕事ができないこともあります。それでも、できないと言わずにやれるところまでやることにしています」といい、できるところと、できないところを整理して考えることができると評判は上々。仕事に対してのひたむきさや一生懸命さに感心する一方で、休日も「勉強しているのでは?」と心配し聞いてみると、「敦賀に来てから釣りを始めました。道具はネットで検索し、近所の釣り具店で購入するのですが、仕掛けや重りなどはいろんな種類があり、竿やリールもどれが良いのか分かりません。全然釣れないのですが、週末に晴れていたら必ず行っています」と話し、独学で釣りを楽しんでいる様子。仕事だけでなく、プライベートもすっかり馴染んでいるようです。





どんなことも楽しく一生懸命がモットー。社員としての責任を果たしたい。


敦賀での生活を楽しんでいるヒェプさんに、これから挑戦したいことを伺うと、「自分でアプリを作りたいです。業務の効率を良くすることができると思います。プログラミングの腕も磨きたいし、漢字も覚えたい。挑戦することはたくさんあります」とできないことを一つずつ無くし、もっと役に立つ人材になりたいといいます。プライベートでは、「釣りの腕を上げることです。魚を釣ってみたい。釣れる場所を見極められるコツとか、魚がいる場所に仕掛けを投げられるようになるなど、思いつく限りの勉強と挑戦をしたいですね」とのこと。すっかり釣りにハマってしまったようです。さらに、実は2年前に結婚していると打ち明け、「妻は結婚してすぐに愛知県で仕事をすることになったので、まだ一度も一緒に暮らしていません。早く一人前になって、妻を呼び寄せたいと思っています」と日本人と外国人が、同じ労働条件で働くことができる環境なので頑張ることができる、挑戦する日々が楽しいと話すヒェプさん。5年後、10年後が楽しみです。





社長から一言


弊社では目下、多様な人材が共生する「ダイバーシティ経営」と、働く人も会社も健全に成長発展する「健康経営」の2軸を推進し、多様な人材が一緒に働くことで組織を活性化させたいと考えています。高度外国人材として採用された社員は、これまで、海外拠点や海外サプライヤーとのやり取りが中心でしたが、今後は海外ユーザーへの販売にも力を入れる予定です。キャリアパスを明確に示すことで、モチベーションの向上に繋げ、目的をもって仕事に取り組める環境を提供。また、社員の健康づくりに積極的に取り組むことにより、健康増進はもとより活力の向上や生産性の向上、結果的に業績向上を目指しています。さらに、社員教育の一環として、「毎日の清掃活動」と「朝礼による働き方生き方学習」を励行。これからも社員が働きやすい環境を整えるため、挑戦・改善・努力を継続して参ります。

株式会社ミヤゲン

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