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福井から全国へ、さらに海外へみその魅力を伝えたい

廣澤 成高 45歳


営業部長を任され部下とともに新規販路開拓に奔走している


営業部長として、県内外へ販路開拓を行っている廣澤さん。入社して13年、みその魅力を伝えてきました。「主に土産店や道の駅、サービスエリアへ商品をご紹介しています」。入社当初は店舗に配属され副店長を任されていたようで、「店舗での接客販売、イベントの企画立案や県内外で開催される催事での出張販売などを担当していました」と当時を振り返ります。そんな廣澤さんには、入社当初から仕事の原動力となる言葉があるようで、「お客様から「ありがとう」とお声をいただくことがとても嬉しくて、創意工夫を重ねてきたように思います」とのこと。その後、営業に異動となるのですが、「実は、弊社初の営業担当。最初はがむしゃらに開拓していたのですが、米五の商品をよりおいしく食べるためのコツをどう伝えるか、福井は甘めのみそ、東京は辛めのみそ、九州は福井より甘めのみそが好まれるなどの地域性も把握しながら、お客様の要望に合わせた商品提案をすすめてきました」と視野を広げることに努めたといいます。





老舗企業の強みは自由な社風と社員ファーストのサポート体制


米五は創業190年。老舗企業なので厳かな社風かと思いきや、「職場環境はフラットで、自分がやりたいことは比較的すぐに実践できる環境だと思います。資格取得やセミナー参加についても、参加・受験費用が全額補助されるだけでなく、資格を取得した後は資格手当も支給されます。中でも、1年に1回の「みそソムリエ」試験は、社員のほとんどが取得を目指す人気の資格。その他には営業やマーケティングについてのセミナーも受講してきました」。地元の学生との交流、地域の方々と親睦を深める催しを行うなど、外部の意見を聞く姿勢も強みだと話します。また、自身が育児休業取得第一号と話し、「1人目の時は約2週間取得し、2人目の時は1週間程度取得しました。社長から「取ってみたら?」とすすめられたのがきっかけです。初めての育児休業は、生活リズムの変化など、想像以上に大変でした。この経験から、父親の育児参加が必要だと実感。それからは、より効率的に仕事を行うようにし、できる限り家事や育児に参加しています」と、男性の育児休業から学んだことは大きいといいます。





働き方改革はプライベートを充実させ仕事への意欲も高まった


個人的に残業を減らすなどに取り組む廣澤さんですが、会社としての働き方改革もすすめられているとのこと。「全社員の残業時間を見える化(事務所に棒グラフで掲示)しています。半月経過した頃にその月の残業時間を見える化し、残業時間が多ければ残り半月で減らすように各自が努めています。また、月に1回全社員対象の社内会議があり、その会議資料で全社員分の有給休暇取得日数を見える化し、少しずつ取得率が上がっています。個人的には毎月1日は有給を取得するよう目標をたて実践しています。平日に休みをとり、以前趣味としていた山登りにでかけたり、サッカーが好きなので、休日には子どもと「福井ユナイテッドFC」の応援に行ったりします」。会社の残業時間削減や有給休暇取得率を高める取り組みが、プライベートにも良い影響を与えているようです。





みその魅力を発信し続け米五ファンを増やしていきたい


副店長→主任→課長→部長と昇進してきた廣澤さんに、これから挑戦したいことをうかがうと、「今後は自社のブランド価値を高め、これまで以上に県外、海外に進出し、よりたくさんの方に米五のみそを味わっていただけるよう積極的に営業展開していきたいと思っています。福井県内ではある程度認知度がありますが、全国的にはまだまだ。ただ、規模の拡大を図るのではなく、これまで培ってきた190年の伝統を活かしながら高品質でお客様のニーズに応えた確かな商品を届けていきたいです。目指すのは小さくても強い会社です。また、オンラインでの販路開拓にも力を入れていきたいと考えています。現在、香港、台湾、シンガポールに商品を輸出しています。国内・海外ともに百貨店や高級スーパーなど高品質な商品を扱う小売店をターゲットに拡販していきたいですね。また、コロナ過の影響で最近多くなっているオンライン商談でのレベルアップも今後の課題です。」と、挑戦したいことであふれてしまいそうな様子。キャリアアップについては、「部下と方向性を共有しながら、ともに成長していけたらと考えています」とのこと。福井から全国へ、そして海外へ。廣澤さんの挑戦は続きます。






(株)米五

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