老舗味噌店の強みを生かした直営店で店長を務め、地域の若い感性に刺激を受ける日々

米五直営のみそカフェ「misola」で店長を務めている岡さんは入社4年目。入社2年目という早さでカフェ店長になったとか。「当時店長をしていた方がご結婚され、退社されることになり、チャンスをいただきました。仕事内容は、調理・接客・メニュー開発・シフト管理などのカフェ運営や、産業会館や西武で行われる物産展などイベントの企画もしています。また、子ども向け料理教室などの企画・運営もしています」。地域に根付いた会社だからこそできる、地元の高校や大学とのコラボ商品開発、小中学校へ出向いての出張みそ作り教室の他、福井工大や仁愛大学などのインターンシップ生受入も行っているといいます。

どんなときもチャンスを活かし、スタッフと一緒にお客様の気持ちに応える

店長になり2年目、仕事への思いも変化してきたとのこと。「飲食店の経営について、まだまだ分からないことが多く、不安はたくさんあります。記憶に新しいのは、2020年の緊急事態宣言時のテイクアウト。初めてだったこともあり、学ぶところは多かったと思います。カフェが再開してからは、テイクアウトとの両立が難しく行っていませんが、必ず生かされるときが来ると思っています。また、新型コロナウィルスの猛威が終息した時に向け、体験や、食事、買い物などの強みを生かし、県外観光客向けのサービスの提供も視野に入れ計画を練っています。カフェでは、みその新しい使い方を提案したり、お客様に、よりみそを身近に感じていただけるアイディアを考案中。思った通りにいかないこともありますが、「美味しかった」と声をかけていただいたり、スタッフの楽しそうな顔を見ていると、やりがいってこういうことなのだな、と思えます」。次々に話が展開し、仕事が楽しくて仕方ない様子。

無理なく働ける環境が仕事とプライベートどちらも充実させてくれる

仕事にやりがいを感じている岡さんに、会社の強みについてうかがうと、「定時は8時～17時。カフェの営業時間は11時～17時です。年間休日は117日あり、飲食関係としては多い方。プライベートの時間は取りやすいと思います。残業にならないように、段取りをすることも店長の仕事。カフェは正社員2名、パートが4名、計6名のシフトを組んで運営しています。休みが取りやすいのも魅力ですね。また、若手であっても自分たちの意見を取り入れてもらいやすいのも強みなのではないでしょうか」とのこと。プライベートでは、レジンクラフトにはまっているとか。「スマホケースを作ったりしています。集中して作ることが心地よくて」。ストラップだけでなく、アクセサリーやインテリア小物にも挑戦したいとのこと。プライベートの充実が仕事への良い刺激になっているといいます。

困難もチャンスに変える発想力を生かし味噌の可能性を追求

ますます仕事に磨きをかけたいという岡さんに、これから挑戦したいことをうかがうと、「今は店長としての仕事を全うすることです。売上アップにつながるよう、チャンスがあれば周知、呼びかけを行っています。将来の自分がさらなるキャリアアップを目指したいとなれば、気持ちに正直に進みたいと思っています」とのこと。さらに、挑戦したいことがあるようで、「キッチンカーでイベントに出店したり、いろんなところへ出向きたいと考えています。お住いの地域までうかがうことで、みそカフェ「misola」へ足を運ぶことが難しい方にも、米五のみそを取り入れた、思わず「みそに恋する」ようなメニューを味わっていただけるはず。ぜひ実現したいですね」と声を弾ませます。どんな困難もチャンスに変える発想力は企業の宝。これからもみそとともに歩みをすすめます。