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薬剤師としての可能性を広げていくことが使命と信じ挑戦をつづけたい

坂口 綾 32歳


コロナ禍により目まぐるしく変化する薬局の仕事は初めての連続


エンゼル調剤薬局本店で薬剤師として働く坂口さんは、7年間市内の病院に薬剤師として勤務していたこともあり、入社してから間もなく店舗勤務に。「調剤、調剤した薬品の監査、お客様へのお薬のお渡しが主な業務。数人でローテーションしながら役割を回しています。他にも、薬品の在庫管理などをしています」。基本的には近隣にある病院の処方箋を持ってこられる患者様の対応が多いとのこと。また、新型コロナウィルス感染症の影響で、電話診療を行うこともあり、病院から薬局へ直接処方箋が届き、受け取りに来た方へお薬の説明をする場合もあったそう。「感染の疑いのある患者様が受け取りにこられたときは、防護服を着用して薬をお渡ししたこともありました。最近は、新型コロナウィルス感染症の抗原検査キットの問い合わせもあります」と、入社して1年目に、さまざまな変化を体験したようです。





生活環境が変わっても安心して働き続けることができる環境に惹かれた


転職をしようと思ったきっかけは、当直と勤務制度だったとか。「前職は、時短勤務制度を利用できる期間の制限や当直もあり、将来を見据えると厳しいと思っていました。そんなとき、(株)エイチアンドケーの募集のタイミングもあり、転職に踏み切りました」。また、県外への異動がなく、土日が休みだというところも条件に合っていたといいます。「人員が足りない店舗にはグループ薬局の他店舗からヘルプを受けられる体制が整っているので、有給休暇を取得しやすいところも魅力。30分単位で取得できるので、銀行に行ったり、病院に寄ったり、家庭の行事などにも利用しやすいと思います」。さらに、子育てなどでフルタイム勤務が難しくなったときは、準社員・パート制度を利用して働くことができる環境も整っているといい、「本人の希望や環境に応じて、育休後に正社員から準社員になったり、子どもの手が離れたら準社員から正社員に戻ったりも可能。本店勤務の場合、正社員は9時~18時が定時で土日祝が休みと決まっていますが、準社員・パートは個々で就業時間や公休日の相談も可能なので、各自の環境などに応じて決めることもできます」と将来生活環境が変わっても、働き続けることができると話します。





仕事への向き合い方やプライベートの充実など思い描いた働き方が実現


働く環境が変化したことで、仕事への意識も変わったとか。「薬を飲んでいる方から、「子供が間違えて薬を飲んだ。どうすればよい?」、「市販の薬と一緒に飲んでもよい?」、「薬を飲んでから調子がわるい」など電話相談は皆さんが思っている以上に多いのですが、話を聞き、薬に対する不安や疑問を取り除けるよう、丁寧な指導・説明を分かりやすく的確にすることを心がけています。黙々と調剤している時間も好きですが、窓口で患者様と話しているときも楽しいですね。この仕事が好きなのだと改めて気が付きました」。プライベートも充実しているそうで、「基本的には店舗の営業時間以降は残業がないため、休日だけでなく平日の帰宅後も社会人サークルのバドミントンへ週2・3回行き、リフレッシュしています。勤務する本店付近の病院は土日が休みなので薬局も休み。休日が決まっていることで予定がたてやすくて助かっています」と、今の働き方が合っていると話します。





現場の仕事に集中し薬剤師として知識や経験を積み重ねていきたい


(株)エイチアンドケーでは、入社のタイミングで総合職、専門職のどちらかを選択できるとか。「専門職を選びました。現場での仕事を全うし、調剤を専門的にやりたいと思ったからです。管理薬剤師などへ昇進を目指す人は総合職を選びます。しかし、専門職から管理職を目指せないわけではありません。キャリアアップを目指すタイミングで総合職へ変更することも可能です」。また、取得したい資格があるようで、「前職のときから、がん治療に関する資格の取得に興味があったのですが、当時の職場は人が少なく研修へ行くことが難しい状況でした。今は挑戦できる環境。資格取得に挑戦したいと思っています」。外来がん治療認定薬剤師は取得するまでの条件(勤務年数、学会の単位など)が厳しく、福井県ではまだ1人しかいないとのこと。この資格を持っている薬剤師は、地域がん医療において、患者とその家族のトータルサポートができ、病院と薬局が緊密に連携して、がん薬物療法に対応できるといいます。「がんは三大疾病の1つでもあり患者の割合も少なくないので、少しでもがんに苦しむ人のサポートになれば」と熱い思いを打ち明けました。坂口さんは仕事に誇りを持ち、挑戦を続けます。





人事から一言


県内に数ある調剤薬局の中から、エンゼル調剤薬局を選んで来てくださる患者様が、安全に安心して薬を服用していただけるよう努めています。現在、福井市・坂井地区・丹南地区に計12店舗を展開しており、坂井市に住んでいる患者様が内科については坂井市の医療機関、整形外科については福井市の医療機関にかかり坂井市・福井市のエンゼル調剤薬局でお薬をもらっている場合、坂井市・福井市の店舗が情報を共有し、薬の飲み間違いがないように連携し対応しています。かかりつけ医という言葉はご存じだと思いますが、医師だけでなく、「かかりつけ薬剤師」をしっかりと育てていき、患者様から指名されるような薬剤師になれるように取り組んでいます。また、各店舗に薬剤師を多めに配置することで、処方箋受付から投薬(お薬のお渡し)までのチェックを複数回行い、患者様に安全・安心をお届けするとともに、薬剤師1人1人の負担軽減を図っています。今後は、他の薬局と連携するなど、横の展開も視野に業務を進めていきたいと考えています。また、2021年度から総合職と専門職の2コースを設けました。総合職は広い知識・技術・マネジメントを持ち業務する職員また専門職は深い知識・技術を持ち業務する職員のことであり、弊社は9割以上が女性という職場。男性と比べると家事・育児の負担が大きく、仕事と家庭を両立してもらうということでこの2つのコースを設け業務の活性化を図るとともに、組織としての成長につなげ、患者様同様に職員がエンゼル調剤薬局で働いて良かったと思う環境を提供します。

株式会社エイチアンドケー

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