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薬剤師として指導者として管理職も視野に入れながら歩みを進める

北山 智寛 27歳


新卒で入社し薬剤師として始めて尽くしの毎日は全て勉強だった


現在エンゼル調剤薬局宝永店に勤務している北山さんは、正社員の薬剤師として活躍しています。「大学5年のときにエンゼル調剤薬局で薬局実習をしたことがきっかけで入社しました。決め手は働きやすさですね。新卒なので、入社後3カ月くらい本店を含め数カ所で研修を受け、その後本店に配属。宝永店へは、欠員補填のため異動となりました」。福井県には薬科大学がないため、新卒入社は珍しいとか。宝永店は近隣病院の診察時間に合わせた営業となるため、日曜、祝日が固定の休日とのこと。また、木曜はローテーションで出勤となり、木曜に出勤した際は同一週の別日に代休をとるとのこと。「業務は、調剤・監査・投薬(お薬のお渡し)を1時間単位でローテーション。毎週金曜に1件、在宅療養中など、ご自分で服薬が困難な方の自宅にうかがって投薬もしています。実際に自宅を訪問することで、実は薬を飲めていない、何を食べているかなど、生活環境が一目で分かるので、服薬指導がしやすいだけでなく、主治医のサポートにもつながっていると思います」といい、その一方で、店舗を離れての業務には人員不足など課題も多いと話します。





薬剤師としての知識と経験を増やし患者様に心地よさを提供


入社して2年目となり、課題も見えてきたとか。「薬剤師には、疑義照会といって、飲み合わせの悪い薬などを医師に確認しなければならない義務があるのですが、患者様の処方箋を見ただけでは分からない場合もあり、経験の差を感じています。処方箋には無数のパターンがあるので、分からないことがあったらその都度先輩に相談しています。先輩方と会話しながら観察して、正確かつ迅速に対応できるようになりたいと思っています」。新人であっても間違えは絶対に許されません。疑義照会の際は医師の返答があるまで患者様を待たせることもしばしば。ときには、苛立ちを感じる方もいて、対応が難しいと感じるとも話します。「宝永店は本店より規模が小さいので、患者様との距離も近いため、人と人との関わりには細心の注意を払っています。だからこそ、患者様から指名されると頼ってもらえているというやりがいを感じます。患者様が住み慣れた地域で治療したいという思いに、単に治療だけでなく愚痴を聞いたりして、患者様にとって心地よい時間をつくっていきたいです」。





働きやすい環境のおかげで仕事もプライベートも充実


先輩や同僚からのアドバイスが的確だと話す北山さん。「弊社は規模が大きく、さまざまな経歴の社員がいるので、何かしらの分野に特化した人が必ずどこかにいます。高度な知識を得られる恵まれた環境に感謝しながら、いつも頼りにしています。しいていえば、女性社員が圧倒的に多く、宝永店は男性社員が自分だけなので、同性の年齢が近い方がいてくれると、より相談しやすい部分はあるかもしれないですね」。また、柔軟な雇用形態は会社の強みだと感じているようで、「準社員、パートなどさまざまな雇用形態があり、育児に手がかかる間だけ準社員に変更ができるのは、働きやすい環境だと思います。他にも、奨学金制度があり、通常の奨学金制度だと後々返済することになるのですが、弊社を介した奨学金制度だと、借りた期間分㈱エイチアンドケーで働くことで返済は免除。上限は年間60万円まで借りることができます」と、学びたい学生を応援する制度も魅力だと話します。プライベートでは、介護士をしている双子の兄と一緒に買い物や、ゲームをすることが楽しみとのこと。「週に2日は絶対休みがあり、平日も5月と11月の棚卸の日以外はほとんど残業がないので、有効活用しています」と、プライベートも充実しているようです。





経験を積み重ね資格を取得し自分が思い描く薬剤師を目指す


仕事もプライベートも充実している北山さんに、これから挑戦したいことをうかがうと、「さまざまな資格を取る上で必要な土台となる「研修認定薬剤師」の資格取得を目指しています。実務経験は必要ないのですが、学会で40単位取る必要があります。この資格を持っていれば、やる気次第で他の資格取得の挑戦権を得られるのでまずはここからです。管理薬剤師は、今はまだぼんやりとしていますが、研修認定薬剤師を取得し、実務経験を積んでから目指したいです」と応え、より多くの患者さんが、安心して薬を服用できるよう、薬を待つ時間も心地よく過ごしてもらえる薬局となれるよう努力したいとも話します。「研修認定薬剤師の資格を取得し、実務経験を3年積むと「実務実習指導薬剤師」の資格を取得できるので、自分が在学中の実習で対応してもらったように、学生に指導できる立場になりたい。また、近隣病院が透析など腎臓の治療を行っているので、「腎臓病療養指導士」の資格取得も考えています」。挑戦は始まったばかり。薬剤師として指導者として、管理職として活躍できるよう歩みを進めます。





人事から一言


県内に数ある調剤薬局の中から、エンゼル調剤薬局を選んで来てくださる患者様が、安全に安心して薬を服用していただけるよう努めています。現在、福井市・坂井地区・丹南地区に計12店舗を展開しており、坂井市に住んでいる患者様が内科については坂井市の医療機関、整形外科については福井市の医療機関にかかり坂井市・福井市のエンゼル調剤薬局でお薬をもらっている場合、坂井市・福井市の店舗が情報を共有し、薬の飲み間違いがないように連携し対応しています。かかりつけ医という言葉はご存じだと思いますが、医師だけでなく、「かかりつけ薬剤師」をしっかりと育てていき、患者様から指名されるような薬剤師になれるように取り組んでいます。また、各店舗に薬剤師を多めに配置することで、処方箋受付から投薬(お薬のお渡し)までのチェックを複数回行い、患者様に安全・安心をお届けするとともに、薬剤師1人1人の負担軽減を図っています。今後は、他の薬局と連携するなど、横の展開も視野に業務を進めていきたいと考えています。また、2021年度から総合職と専門職の2コースを設けました。総合職は広い知識・技術・マネジメントを持ち業務する職員また専門職は深い知識・技術を持ち業務する職員のことであり、弊社は9割以上が女性という職場。男性と比べると家事・育児の負担が大きく、仕事と家庭を両立してもらうということでこの2つのコースを設け業務の活性化を図るとともに、組織としての成長につなげ、患者様同様に職員がエンゼル調剤薬局で働いて良かったと思う環境を提供します。

株式会社エイチアンドケー

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