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福井県で一番働きやすい法人を目指し最高の職場環境実現に挑戦

林 瑛梨奈 30代


職員の声に耳を傾け新設こども園の採用活動に奔走


あすなろ会本部で、人事担当として人事・採用・広報に携わる林さん。「入社してから今まで、主に3つのこども園の採用活動、入社後フォロー、働きやすい制度作りをしています。基本的には1人なのですが、採用の際などは、それぞれの園の園長や主幹にもご協力いただいています」。ほかには、半年に1回程度、全職員と1対1での面談をし、聞き取った内容を社内広報としてまとめて発信しているそう。「今は、令和5年4月、永平寺松岡地区に新設こども園がOPENするので、新設園の採用活動をメインで行っています」。





育児との両立が負担なくできる職場環境実現は職員の声を聞くことから


人事の仕事は、採用することはもちろん、職員にとって働きやすい環境づくりが大事だといいます。「今働いている職員全員に、働きやすいポイントや改善してほしいこと、満足していること、不満に思っていることなどを聞きました。改善できることはすぐに対処し、「福井県で一番働きやすい法人」を目指して日々奮闘しています」。職員が楽しそうに働いている姿を見ると嬉しいとほほ笑む林さん。一方で、「人それぞれ希望する働き方があり、既存の制度を外れなければ働けないような方もいて、個々へのフォローが難しく、これからの課題です」とも。職員全体の4分の3が、育児と両立しながら働いている職場としては、早急な対応が求められます。





メリハリをつける効率的な働き方がやりがいにつながる


既にあすなろ会では、独自の制度を設けて働きやすさを実現しているとか。「まずは、「月1回のリラックスタイム」。定時は17:15ですが、月に1回、16:30に退社する日を設けています。次に、「新アイディアは積極採用制度」。仕事についてはもちろんのこと、時短制度や早番遅番なしの正規職員の制度も、職員の意見で実現しました。他にも、困ったときにはすぐに近くにいる先輩が助けてくれる、「助けて!先輩!!制度」、普段は伝えられない感謝の気持ちをカードに書いて渡す、「君いいね!ファボカード制度」は、職員に好評ですよ」。仕事にメリハリをつける効率的な働き方を実践し、常に改善の努力をしているようです。





職員満足度を高めることができる最高の職場環境を追求


「働くママ同士、お互いを理解できるので休みを取りやすく、急な病気や子どもの行事を優先できる環境が自然に整い、さらにどうしたいかという意見も出てきます。例えば、『管理職に就きたい』、『異動してもっと成長したい』という意見があればどんどん採用します。職員の声をできるだけかなえられるよう取り組んでいます」と話す林さんに、これから挑戦したいことをうかがうと、「働く女性の満足度を高めることができる、最高の職場環境を作りたいですね。制度の整備だけでなく、やりがいや夢、本人のWILLも大切にしていきたいです」とのこと。まずは新設園の職員確保と意気込む林さん。働くママの先陣を切り、職場環境改善の課題に取り組みます。





あすなろ会について


 当法人は福井市にて、みづこしこども園・めいりんこども園の2か園を運営しており、今年で創立50年となります。2016年には、福井市公募事業で選定を受け、地域密着型特別養護老人ホームあたご・あたごデイサービスといった介護事業も運営しています。また、2023年4月には、永平寺町で初めての私立こども園「あすなろこども園(仮称)」が設立されます。
 あすなろ会は「働きやすさ福井でNO.1のこども園」を目指しています。職員が楽しく、働きやすいと思える環境を職場が整えることで、子ども・保護者の満足度に繋がると考えます。「完全週休2日制」「仕事の持ち帰りゼロ」「育児短時間制度」「シフト勤務免除制度」といった、様々な制度を導入し、個々のワークライフバランスに合わせた働き方が提案できるようにしています。プライベートの充実と仕事のモチベーション維持、仕事と育児を両立・今後、出産・育児といったライフイベントを控えている職員が安心して長く働ける職場環境作りを目指し、職員自身が「働きやすいこども園」と思ってもらえる法人を目指しています。