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保育教諭は天職。園児・保護者ともに「良かった」と思ってもらえる福井で1番の園を目指す。

寺前 里笑 30代


保育教諭は試行錯誤しながらも楽しい仕事


みづこしこども園の主幹保育教諭として働く寺前さんは、入社16年目。5年ほど前に主幹に就任してからは、マネジメントを行っています。「全体把握、教育・保育内容の年間計画の見直しや行事、活動、ねらいなどを担任の先生などと一緒に考えたり、保護者支援、地域子育て支援(月に1回の園開放)などが主な仕事です」。「保育教諭という仕事は天職だと思います。子どもとの関わりが楽しくて、子どもから学ぶこともたくさんあります。やめたいと思ったことは一度もありません」。一方で、子どもがいうことを聞いてくれなかったり、子どもの反応が思っていたものと違ったりするときは、難しさを感じることもあるとか。「結局それも含めて楽しい仕事。
教育に正解はないので、目の前の子どもたちのためにと、試行錯誤しながら日々を過ごしています」。





全職員に優しい職場環境を目指し続々と新制度導入


職員が楽しく働くことが出来る環境作りも担っているという寺前さん。法人全体で、職員が働きやすい環境のために、新制度を取り入れるなど、努力を続けているといいます。「仕事もプライベートも充実!」を目指して、定時で帰ることができる仕組みづくりや、月1回のリラックスタイムの導入を行っています。仕事の分配や、職員への声掛け、パソコン台数を増やすなど設備面も整えています」。子育て世代にも優しい職場環境を目指し、2~3年前に時短制度や時差出勤なしの正規職員制度を導入。さらに、時差出勤の際に付く手当など、給与面の見直しにも取り組んでいるとか。





保育はオンでありオフ!?リラックスしているからひらめくことも。


大好きな仕事とはいえ、多忙な日々をおくる寺前さんの、オンとオフの切り替えについてうかがってみました。「家に帰れば完全オフのつもりなのですが、保育について考えることが好きで、お風呂の時間などに思いついたことはメモしたりして。常に考えているかもしれないです」と、保育はオンでありオフという答えが。リラックスしたときに良い案が思いつくから不思議だとも。また、キャリアアップについてうかがうと、「さらなるキャリアアップは副園長・園長ですが、現時点では、まだ考えていません。今のポジションが、子どもとも園とも距離が近く、ベストだと思っています」といい、できることに全力で取り組みたい思いをのぞかせました。





子どもたちが楽しいと思う園は親にとっても良い園


園児と職員が楽しく過ごすことができる環境づくりの挑戦はつづけ、新たに挑戦したいことをうかがいました。「令和5年4月から永平寺に新たにこども園を新設します。現在の、みづこしこども園、めいりんこども園、そして、永平寺の新設園が手を取り合って、子どもたちのためにより良い教育・保育を目指して頑張っていきたいです。子どもにとっても、保護者にとっても「この園で良かった」と思ってもらいたい。そのために、先生たちと一緒に手を取り合って、福井で1番のこども園を目指します」。寺前さんは、これまでに培った知識と経験を生かし、保育の未来を切り開く斬新なアイディアを模索しつづけます。





あすなろ会について


 当法人は福井市にて、みづこしこども園・めいりんこども園の2か園を運営しており、今年で創立50年となります。2016年には、福井市公募事業で選定を受け、地域密着型特別養護老人ホームあたご・あたごデイサービスといった介護事業も運営しています。また、2023年4月には、永平寺町で初めての私立こども園「あすなろこども園(仮称)」が設立されます。
 あすなろ会は「働きやすさ福井でNO.1のこども園」を目指しています。職員が楽しく、働きやすいと思える環境を職場が整えることで、子ども・保護者の満足度に繋がると考えます。「完全週休2日制」「仕事の持ち帰りゼロ」「育児短時間制度」「シフト勤務免除制度」といった、様々な制度を導入し、個々のワークライフバランスに合わせた働き方が提案できるようにしています。プライベートの充実と仕事のモチベーション維持、仕事と育児を両立・今後、出産・育児といったライフイベントを控えている職員が安心して長く働ける職場環境作りを目指し、職員自身が「働きやすいこども園」と思ってもらえる法人を目指しています。