FUKUI
WORK STYLE CAFE

利用者目線を大切にしより過ごしやすいホテルを目指す

ハート 千絵子 33歳


正社員として入社し出産を機にパート勤務へ


入社15年目のハートさんは、現在パート勤務。レストランカメリアで接客サービスを行っています。「カメリアはバイキングレストランなので、お客様のご案内、料理の補充、お皿の片付けなどが主な仕事です。ランチタイム10:30~15:30の勤務です」。正社員として入社。1人目の子どもを出産後、復職のタイミングでパートになったといいます。「子どものライフスタイルに合わせてパート勤務を選びました。子どもは1歳と3歳なので、保育園からの急な呼び出しや急病にも柔軟に対応してもらえるので助かります」。シフト制のため、休みは不規則。土日が休みのときは、子どもたちとの時間を大切にして、平日に休みがあれば、1人の時間を楽しんでいるとのこと。





海外のお客様へのサービスに英語が必要となれば外国で学ぶ


入社してから、宴会サービス、日本料理橘、ラウンジ、味彩、フロント、大手町カフェ、カメリアなど、多くの店舗を経験してきたとか。「ご家族、お子様連れ、ビジネスなどさまざまなお客様がいらっしゃいます。1人ひとりに合ったサービスを提供できるよう心掛けてきました。23歳の時に海外のお客様へのサービス向上を決意し、英語の勉強をするため退職。オーストラリアに、ワーキングホリデーとして1年間滞在しました。帰国後、再度採用していただき、フロント業務に就くことができました」。経験が生かされることにやりがいを感じたと話します。





業務の中で学んだことはプライべートにも生かされる


もともと、人と関わる仕事をしたいという思いがあり、ホテルに就職したハートさん。1~3年スパンでの異動も、ホテルだからこそだといいます。「フロント業務や事務、レストランでの接客など、多種多様な職種を経験できます。分からないことはそのたびに学ぶのですが、和食のマナーなどは、和食検定の本を読んで勉強しました。その知識は、プライベートでも役立ちます。高級なお店でのマナーや立ち居振る舞い、和の所作などすべて仕事をしながら身に着けました。また、ホテルは24時間営業なので、好きな時間に働くことができることも魅力です」。ホテルの仕事が好きという思いは尽きません。子育てが落ち着いたら、様子をみながら働く時間を長くしたいと話します。





子どもから大人、さらに海外からのお客様にも優しいホテルにしたい


英語を学びに外国へ行ったほどの行動力を持つハートさんに、これから挑戦したいことをうかがうと、「子育て経験を生かし、お子様連れにも優しいホテルや、海外経験を生かし、外国からのお客様により福井を楽しんでもらえるホテルを目指したい」と即答。小さい子ども連れの家族は、個室や畳の部屋が良くても、別途料金が掛かるために諦めることも。そういう家族に優しいホテルを目指したいといいます。「小さい子どもを持つスタッフはそれほど多くないので、利用者目線で広く共有していきたい。各階に授乳室やベビー用のベッドルームがあったら便利だな、海外のホテルのように、スタッフがフレンドリーに接することができたらなど、案はいっぱいあります」。思いは尽きない様子。まずはできることから。人と関わる仕事に誇りをもち、お客様満足度の高いサービスを提供します。





総務人事課より一言


株式会社ユアーズホテルフクイでは、すべての従業員が無理なく働くことができる環境を整えています。そのひとつとして、出産・育児を経験するスタッフに対して休業や休暇、労働時間の制限を設けています。
小さなお子さんを育てながら働くことは、お子さんの急な発病や、今の時世ですと学校休校などで大変なことも多いと思います。計画的な休暇はもちろん、急なシフトチェンジや休日取得などに対応できるように会社全体で取り組んでいます。また重要なこととして、休日取得希望のスタッフが、遠慮なく言える職場環境づくりにも努めています。
ハート千絵子さんは、多くの経験をして今働いていただいています。彼女を社内で見かけると、ついお子さんのことやご家庭の様子についておしゃべりしてしまいます。彼女の働き方が他スタッフにとっての見本になってくれればいいなと思います。語学にも秀でているハート千絵子さんの仕事と家庭の両方が充実して、無理なくステップアップにつながってほしいと思っています。