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従業員の働きやすい環境を整えることが利用者さんに快適な環境を提供することにつながる

水本 智也 32歳


従業員がこの職場に長く働いていたくなる環境はより良い法人運営の要


入社10年目になる水本さんは、本部の総務室に勤務しています。主な仕事内容は、各事業所の調整や行政との調整のほか、人事関係の仕事にも携わっているとか。「総務室は、人事の労務管理・配置や事業をどのように継続して運営していくかを考える部署です。行政とのやりとりや、福祉関連のイベント参加、コロナウイルス感染防止対策などによる調整等もします」。職員がこの職場に長く働いていたくなる環境を整え、地域から必要とされるよう、より良い法人の運営に取り組んでいると話します。





現場での経験を人事の仕事に生かしたい


入社当初は就労支援に携わり、生活介護の現場へ異動。後に事業所長を経て総務室で勤務する水本さん。大学時代に若狭事業所で実習を経験し、さまざまな事業を展開しているところに惹かれたといいます。「就労支援の現場では、利用者が一般の企業に就労できるよう支援する事業を担当しました。身だしなみなど基本的なマナーをレクチャーしたり、会社見学に行ったり、ハローワークへ求人を探しに行くこともありました。各利用者の適性を把握し支援することに努めていました。生活介護の現場では、重度の方の介助が主な業務内容となり、入浴やトイレ、食事などの日常生活の介助を行い利用者様の日々の生活の質の向上に努めていました。」総務室の仕事に就いた今、現場での経験が強みになればと熱意をにじませます。





男性の育児休業取得をどんどん推奨していきたい


働きやすい環境への取組は、すでに勧められているようで、特に男性の育児休業については自身も経験しているとか。「総務室に異動してきた年に、短い期間でしたが、育児休業を取得しました。特に女性スタッフからの後押しがありがたかったです。男性の育児休業に関する新制度も施行されるので、総務室としてどんどん情報を発信していきたいですね。他にも資格取得助成制度は多くの職員が利用していて、法人が資格取得にかかる費用を負担し、資格取得しやすい体制となっています。また、福祉関係以外の簿記や調理師、製菓衛生師などの資格も対象です」。女性職員が多く利用する育児短時間制度のほか、時間外労働時間が職員平均2h/月、有給休暇の取得日数は1人当たり平均10日など、ワーク・ライフ・バランスを実現しているようです。





挑戦する気持ちを忘れずに職員をサポートしていきたい


現在役職に就いている水本さんですが、キャリアアップに関する制度はすでに整えられているものの、これからの課題もあるといいます。「私は現場を経験してから、総務室勤務となりましたが、多くの場合、サービス管理責任者→主任→副所長→所長といった流れでキャリアアップしていきます。経験年数を積んだ方や、資格取得に励んでいる支援員を評価していくような制度を更に整えたいと考えています」。現在、資格取得助成制度を活用した資格取得を目指しているようで、「現場の職員の頑張りを見て触発されました」と少し照れながら話す姿からは、初心を忘れず挑戦を続けたいという思いがあふれていました。





人事から一言


私たちは障がいを持たれた方を幅広い面でサポートしています。お弁当やパン・クッキーの製造販売、農業や部品組み立てなどの作業を通した就労サポートや、身体機能や生活能力の向上を手助けする生活介護、グループホームでの日常生活の支援などさまざまな福祉サービスを展開。社会福祉士、介護福祉士、看護師、栄養士など多職種のスタッフが活躍しています。製菓や農業など福祉とは違うジャンルの経験を活かして活躍している人や、働きながら資格を取得する人が多いのも特徴です。資格取得の際は、その費用や勤務時間中の研修参加などキャリアアップのサポートも全面的に行なっています。 自分が社会の役に立っていることを実感できるのがこの仕事の一番の醍醐味。人と人とのつながりや県内各地域との関わりも感じることができます。福祉に興味を持っている方なら未経験でも大歓迎。見学(オンラインも可)も随時受け付けていますよ。

(福)つぐみ福祉会

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