介護という未知の世界は学びを与えてくれた

未経験から介護の現場に飛び込み12年。現在は主任として働いている鎌野さん。きっかけは、身内の介護が必要になったことだといいます。「当時営業職についていたのですが、母の介護が必要になり介護について学びたいという思いから転職。入浴部門に配属され、利用者様と接しながら基礎的な業務を学びました。その後デイサービスへ異動。利用者様の送迎やレクリエーションなどを通し、コミュニケーションの取り方を教わりました。3年ほどして現在の特養へ異動すると勤務形態が大きく変化。夜勤や時差勤務をすること以外にも副主任に就くことに。それからも一つずつ経験を重ねて当法人全体のことを覚えていきました」。

利用者が求めていることを知ることが先決

企業理念の「信頼と安心」を軸に話し合いや課題の解決に取り組むようになってから、業務改善がスムーズにすすみ、部署内がまとまったとか。「ささいなことでも話す時間をもつように心掛けたことが良かったのだと思います。問題を一つひとつ解決していくことで職場環境が改善していくことが嬉しいし、利用者様へのサービス向上は先輩・後輩を問わず話しやすく相談しやすくなければ成し得ません。人と接する仕事は、知識や経験だけでは解決できないことも多いので、利用者様のわずかな変化を関わる職員すべてが共有することが重要。何を求めているのかを知ることができます」。

法人をあげて資格取得を応援してくれ新人教育も充実した環境に感謝

介護職は資格取得が必須。法人をあげて資格取得の補助や働き方をサポートする制度があるとのこと。「介護福祉士の資格取得に対して、受講費用やテキスト代など全額が補助されます。また、サポートという面では、働き方や有給休暇の取得、新人教育など幅広く制度を設けています。働く時間に制限がある場合に柔軟なシフトで対応することが可能ですし、介護職は人手不足と言われますが、当法人は個人の希望で気兼ねなく有給休暇を取得できます。また、未経験でも仕事を無理なく覚えられるようにマニュアル化されたチューター制度があり、先輩が個々に合わせた指導を行います。仕事を違う角度から見ることができ、教える側にもメリットがあります」。

キャリアアップへの挑戦がモチベーションをあげスキルを高めていける

プライベートが充実していると話し、休日は家事をこなすという鎌野さんにこれから挑戦したいことをうかがうと、キャリアアップへの意気込みと法人への思いがあふれます。「当法人はキャリアアップが明文化されています。この資格を取れば、ここまでの業務ができればこの手当が付くと示されていることで、迷わず頑張ることができます。皆のモチベーションが高くなり、職員同士が円滑に交流を図ることでより良い介護課になることができるはず。個人的には係長を目指し、ケアマネジャーの資格を取ることで貢献していきたいですね」。これまでもこれからも変わらぬ行動力と思いで、利用者と職員の「信頼と安心」という絆を深めていきます。

人事から一言

　近年では人工知能を活用したAIや、産業ロボットの進歩により、人がする仕事が徐々に減っています。しかし介護は人と人が関わるべき大切な仕事です。AIや産業ロボットで業務効率化や負担軽減を図ることはできても、本質的には代替えできるものではありません。
文珠福祉会では介護職員が、人と人の関わりに多く時間がとれる取組として、働き方の分業化を行っています。入浴介助は入浴専門職、清掃業務は清掃専門職もいるため、介護職員は、利用者の生活援助やレクリエーションなどに注力することができ、より介護専門職として利用者と長く関わることができます。
　また文珠福祉会は「ユースエール認定」を2020年に受けており、国から働きやすい職場と認められています。ユースエール認定とは、若者の採用・育成に積極的で、離職率が低い、残業が短い、有給取得率が高い、育児休暇取得といった雇用管理の状況などが優良な企業を国が認定する制度です。
　ユースエールの要件以外の特徴として、職員誕生日にはプレゼント、永年勤続10年毎に10万円の旅行券、現在はコロナのため、お弁当やオンライン抽選会になりましたが、以前は食事会や、職員旅行などの福利厚生、また介護福祉士などの資格取得助成もあり、実務者研修に係る費用の補助をしています。この制度を利用して介護福祉士を取得した職員も多くいます。未経験の方でも着実にステップアップできる新人教育プログラムも設けているため、資格、年齢、経験問わず働けます。介護に興味を持っている方は是非一緒に働きませんか？
　文珠福祉会のホームページ採用情報→ENTRYから申し込みをお待ちしております。